短編

□好きなモノ
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なかなか寝ようとしない犬夜叉にかごめは強行突破を仕掛ける。


「お・い・でv」

「・・・っ/////////」


上目使いで見つめられ、犬夜叉もついに落ちた。


「ったく、しょーがねぇな・・・//////」


・・・と言いつつ満更でもない犬夜叉。
素直にかごめの膝に頭を乗せる。

ふわりと良い匂いが鼻を掠めた。

そのまま目を閉じる。
柔らかく肌を撫でる風やそれが吹くたびにサワサワとぶつかる木の葉の音が心地良い。

すぐに眠気が襲って来た。




「・・・・・・ん?」


しばらく心地良さに身を任せていた犬夜叉は妙な感覚に意識を現実に引き戻された。

そこでようやく、自分が眠っていたことに気付く。

ふにふに・・・

また妙な感覚。
だんだんと犬夜叉の頭がハッキリとしてきた。

ふにふに・・・


「!!」

ガバッ!!

「きゃっ・・・!」


自分に変な感覚を与えるものを手で掴み体を起こすとかごめが小さな悲鳴をあげた。
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