長編

□孤護唄
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「おめー、一人でなにニタニタ笑ってんだ?気持ち悪りー・・・。」



ピタっ


なんともデリカシーのない犬夜叉の台詞にかごめの動きが止まった。
そのまま笑顔で振り返ると今度は犬夜叉がぎしりと固まる。



「おすわりーっ!!」

「ふぎゃあっ!!」




案の定、言魂炸裂!
犬夜叉は地面に突っ伏した。



「やっぱりあんたとなんかごめんよ!!」



かごめはそう言い放つと怒りながら再び村へと歩き出した。



「・・・なにがだよ?」



地面に突っ伏したままの犬夜叉の呟きは、誰にも聞き取られることはなかった・・・。
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