依存症とは、自分をコントロールできなくなる程、何かに夢中になる状態の事で、そのうちの一つである薬物依存症は、睡眠薬・鎮痛剤・麻酔薬等の医薬品、有機溶剤(シンナー、トルエン等)覚醒剤、及びアルコール、カフェイン等にハマって、それなしではいられなくなる状態です。
一般に、ドラッグに依存しやすいタイプには、幼い頃、家庭の問題や愛情面で傷付き、自分で自分を支えるだけの強さを持てなかった人に多いとされます。
しかし、最近では、薬物依存は、愛情不足や家庭の問題があまりない若者にも広がっています。彼(女)らは「ちょっとした好奇心」から薬物を使用してしまい、後戻りできなくなるのです。
その意味で、薬物依存を防ぐもっとも効果的な方法は、薬物が人生にとっていかにマイナスであるか(心身悪影響がでるだけでなく、警察に捕まって社会的ダメージも受ける)を、怖いもの知らずの若者たちに、早くから教え込む事だといえます。
シンナーやトルエン等の有機溶剤を乱用すると、小脳や視神経を侵されて、運動失調や視力低下を引き起こしやすい、失明に至る事もあります。
統計を見ると、乱用薬物として、有機溶剤、大麻、覚醒剤の順で多いが、精神障害をきたして精神科で治療を受けたケースは、覚醒剤によるものが半数以上を占め、その危険性の高さを示しています。
覚醒剤では、完全な精神病の状態に陥り、幻聴、幻覚、妄想等が多発し、錯乱状態になることも珍しくないのです。そうなると、多大な努力と時間が必要になります。

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