シンデレラ・コンプレックス
未婚の女性なら「そのうち理想の結婚相手を…」口には出さなくとも、心の中に”秘か野望”を抱いている人が少ないはず。
だからと言って、それ自体は”心の病”というわけではありません。
結婚に多くを期待し過ぎる事、ではなく、極端に依存心が強い状態を言います。
シンデレラ・コンプレックスに陥る女性の共通点は、過保護に育てられたという点です。
子供の頃から、両親をはじめとする周囲の庇護の元に育てられ、周囲のいうとおりに育ってきたのです。
大きな困難に直面しても、いつも誰かからの助けの手が差し伸べられきたのです。
そうやって育てられた女性は、依存心ばかりが強くなり、困難な事態に直面しても、現実から目を逸らして、誰かが助けてくれるのを待つ様になります。
だから、結婚に対しても、今の生活から救い出してくれることだけを望む様になってしまいます。
実際に結婚してから初めて「理想と現実」のギャップに悩む人もいます。こうなると、ますます現実逃避的傾向が強くなり、無気力になったり、鬱状態になるなど、社会生活に支障をきたしてしまう事もあります。

スーパー・ウーマン症候群
今では、女性が社会に出てバリバリ仕事をしていても、誰も「スーパー・ウーマン」とは呼びません。男女雇用機会均等法が施行された頃(1985年)には、そんな風に珍しがられましたが、現在では「結婚した女性が仕事を続ける」事は、女性にとって当然あり得る選択肢の一つになっています。
しかし、そういう”普通の”女性でも、ある日突然、陥るのがこの症候群なのです。
責任感が強く完璧主義の女性がなりやすいのです。
「仕事を続けているからと言って、家庭をおろそかにしたくない」と思っているので、家事や子供の世話も絶対に手を抜かず、完璧にやりとうそうとしてしまいます。
仕事面でも「どうせ結婚しているから」と言われたくないと思ってしまいます。
男性と同じ様に、ハンディキャップなしで戦いたい、しかしながら、日本の会社は、まだまだ男性社会であり、見えないプレッシャーもあります。
いくら、夫が協力的でも、実際には、家事・子供の世話は女性の負担になるのです、働く母親の心身には、知らず知らずのうちにストレスが蓄積していってしまいます。
では、スーパーウーマン症候群を予防する為には、どうしたら良いのか?まず、一人で仕事を抱え込まない事「女性だから周囲に甘えていると思われたくない」と言う意識があって、仕事を抱え込む傾向がある、しかし、男性でも、仕事がキツイ時は、周囲の手を借りているのだから、周囲と助け合って無理をしないことです。
それから、自分一人の時間を作る事これも働く女性には難しい、家庭と仕事の往復で、ただでさえ余裕がないのに、自分のために家族に負担を掛けたくないという思いから、ついつい自分の時間を犠牲にしてしまいがちです。こうしてみると、社会に出て働く女性は、男性以上にメンタル面で気を付けなければならない事がよくわかると思います。

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ