空の巣症候群
空虚感、無気力、不安感等にとらわれ、酷くなると神経症やうつ病等の症状が現れる事もあります。
子供の進学や就職、結婚等によって家に取り残された中年夫婦に一過性にあらわれます。

ペットロス症候群
ペットが家族と同じように大切な存在という人たちがいます。
こういう人がペットの死に直面すると「ペットロス症候群」に陥る事があります。
最初は、その死が受け入れられず、混乱します。やがて大きな悲しみに襲われ、泣き暮らします。眠れなくなったり、食欲不振に陥る事もあります。逆に過食に走る事もあります。息苦しさや胃の痛み等の症状を訴える事もあります。
要するに、ペットを亡くしたショックや悲しみから立ち直れず、身体的、精神的に変調をきたして、社会生活にも支障をきたしてしまいます。
考えてみれば、本人としては「家族の一員」を失ったと思っているのだから、当然と言えば当然の反応ですが、そもそもペットと実際の家族を亡くすのとでは、どのようにちがうのでしょう。
まず、ペットは人間より寿命が短いです。当然その死に直面する事は人間の死に直面するよりも頻繁です。
いくら家族と言っても、ペットは飼い主に隷属するものですから、可愛がっていればいるほど、ペットの死に自分に責任があったと思う傾向が生じます。
この症候群は「家族と同じくらい、ペットに依存してしまう」事が原因です。よくいわれますが、核家族化、家庭内のディスコミュニケーション等の家族の問題は、現代社会の大きな問題です。家族がいても心許せる関係ではない等、家族に問題を抱えた人が、ペットに逃げ込むケースが増えているとの事です。文句も言わず、黙って話を聞いてくれる存在。
そうなると、ペットを一番の家族と見なすのに、時間はかからないでしょう。

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