小説
□オーダー1
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「レーモー…やぁ〜っと、追いついたぞ?ゴラッ!!」
その頃、爽次郎は店内の隅に追い詰められていた
「ひぃ〜!!ちょっとタンマ!!タンマッス!!!」
「うるせぇ、一発殴らんと気がすまん!!」
ストは爽次郎の胸倉を掴み
壁に押し付けたまま立ち上がらせた
「一発……殴る……?」
その言葉にミルは過敏反応した
「うわぁ〜〜〜!!お助けッス!!」
ストが拳を振り上げ
爽次郎がギュッと目をつぶった瞬間
「ストさんの浮気ものー!!」
と、場に合わない言葉を発しながら、カウンターにいたはずのミルは
誰の目にも止まらぬ早さで、爽次郎とストとの間に割って入った
「ミルッ!!…くそっ止まんねぇ!!」
「ミルちゃん!俺っちのために…」
「…ストさんの暴力は全て僕の物だぁ〜〜〜!!!」
3人それぞれの思いが重なり…今!!
ばごっ!!!
ミルは、ストの渾身の一撃をくらい救急車で運ばれていきました
それからレモンティー専用員ことレモは、ちょっぴりだけどもストへの悪戯は抑えるようになりました