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□第4章 レンアイシテミル?
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「…あれ…向井先輩…
どこにいるんだろう…」



下駄箱に着いた私は先輩を
探していました。





そんな頃、教室では…



「上野 拓海くん?」



「…だったら?」



「俺、向井 昌也」



「…知ってるよ。
生徒カイチョーさん…」



「君たちには手を焼いて
いるからねー…」



「ご苦労さまです。」



「わかってるならいいけどね。」


「…何が言いたいんだ?」



「大野さん…。
君のせいで傷ついたんだよ?」



「………」



「黙っちゃって。
本当にわかってるの?キミ?」



《ドンッ…》



「こらこら、すぐに手が出る
のは良くないよ?」



「…ってめぇ…」



「殴りたければ殴れば?
いつもみたいにさ」








あれ…。
拓海くんも遅いですね。

もう1度教室に戻って
みましょうか…。



私が階段を上がっていた時…









《バコッ…》









「…ん?何の音?」










階段を上がり終わると
目の前には―…














倒れている向井先輩の姿が…





そして拓海くんは強く固い
拳を握っていた。








その手は震えていました―…





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