追う兎と追われる兎
□04
1ページ/4ページ
今日も同じことの繰り返し
ドゴォォォン
「慧磨〜」
わたしの部屋のドアを蹴破りながら入ってくる団長
『あー!団長またドア壊して!!』
「あり?ドアなんてあった?」
ケラケラ笑いながらドアがあった場所を眺める
『…もーいいです。仕事するんで静にしててください』
「えー、暇だよ〜」
『とかいいながらわたしのベットに寝ないでください!!』
しかも匂い嗅がないで!
変態団長!!
「ねえ…かまってよ…慧磨…」
『かまってよったって…』
そんな子犬みたいな顔しないで…
『団長が溜めた仕事してんですよ?』
「………」
あ、おとなしくなった
『はあ…』
はやく終わらせるために机に向かう
………が、動けない
『だ、団長…』
団長が後ろから抱き着いてくるのだ
凄い力で…
突然修行