短編小説
□霧の復讐
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「クローム…何があったの…?」
「何でも、ない…」
「嘘つくんじゃねーびょん!お前が言ったんらろ!オレたちは仲間らって」
「────痛ッ…!」
犬はクロームの腕を掴むとクロームは痛みに顔を歪めた
「…クローム、腕を見せて」
「!…………うん…」
クロームが服の袖を捲ると露になったのは様々な火傷や打撲、切り傷などの痛々しい傷痕
「「!!」」
「…許さねー!」
「切り傷は山本武…火傷は獄寺隼人…打撲は他の奴らだね…」
「(コクリ…)」
「クフフフフ…僕の可愛いクロームに傷をつけるとは…沢田綱吉、許しませんよ」