短編小説
□霧の復讐
1ページ/8ページ
「どうして、京子ちゃんやハルを虐めたんだよ!」
「骸がいるからって意気がってんじゃねーぞ」
「笹川に謝れよ」
「風紀を乱すなんていい度胸だね
…君を咬み殺せば六道骸は出てくるかな」
「京子を虐めた奴は誰であろうと許さん!!」
「イヤァァァアァア!!」
「クローム!?」
悲鳴をあげたクロームに犬と千種は振り向いた
「ハァ…ハァ……犬…?千種…?」
「どうしたの…」
「……何でもない…
何か飲んでくるね……」
「…そう」
「びっくりしたじゃねーか…驚かせんなブス」
「ごめん……」
クロームがパタパタと部屋を出ていったことを確認した犬と千種は目を合わせる
「絶対、何かあったよね…」
「最近、オレらのことも避けてる気がするびょん」
「…並中に転校してからあまり食べてないし…スカートの丈も長くなった気がする…」
「柿ピーそんなとこまで見てんの?
れも、膝くらいらもんな…」
「まるで、何かを隠すように長くしたみたい……」
「きっとボンゴレの仕業ら!」
「…うん。犬、行こう……」
「どこに?」
「クロームのところ…」