短編小説

□最愛の帰還
1ページ/6ページ

「……ここ、は……」


「恭弥君……目が覚めた?」


「リナ、リー……?な、んで……」


「アジア支部よ、ここ
恭弥君、ゲートの前で倒れてたの」


僕はこの世界から消えたはずだった
アレンの力のおかげでユウがアルマとマテールでの自由を取り戻して、僕は″要らない″はずだったのに、何故、教団にいるんだろう


「ユウが教団に縛られなくなったから、僕は要らないはずなのに……何で……っ」


「それは……」


ドクン!


「───っ!……はっ、……!」


左胸に強い衝撃。これは……


「恭弥君!?」


「…ユウが…いる……」


「そう、なの……ついさっき、会って……今は、」


ユウが戻ってきた?なんで……
リナリーの言葉を最後まで聞くことなく、僕はベッドから駆け出していた







.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ