短編小説
□刹那の記憶
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「…貴方は誰ですか?」
「───ッ!?
骸!オレが分からないの!?」
「分かりません。誰なんです?」
…オレは驚愕した
恋人の骸が、オレのことを忘れてる?
確か…オレが補習で学校に残っていて終わったから帰ろうとしたときに校門で骸が待っててくれて…一緒に帰っていると、車の衝突事故が起こって…それに巻き込まれたオレを庇って
「綱吉君!!」
骸が…車にぶつかって…誰かが救急車を呼んで…今に至るんだ
真っ白な病室…真っ白なドアが静かに開いた
「ボス………骸様……」