01/17の日記
04:23
拒否した日常と享受した非日常
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拒否末路×スパファミ
「……誰その子」
綱吉の身辺も落ち着き始めて、さてどうしようかと次の段階への予定を考えているうちに鳴ったインターホンの向こうにいた数ヶ月ぶりに会った知り合いは
「あーにゃ!むっつです!」
ーー子持ちになっていた
ーーインターミッション(偽装家族と人類最愛と大空)
「(恭弥さんの知り合いかな。でも子どももいる……6つだなんてすごいしっかりしてるなぁ)」
「!おにいちゃ!」
「!……(気配消したつもりだったのに)」
「おにいちゃ、すぱい?」
「「ぶはっ!?」」
「ちがう?……あーにゃ、おにいちゃと遊びたい!」
「(え、どうしよう。でも恭弥さんの知り合いってことはこっち側だよね、え、でも…………)」
「(あっちの人ははじめましてだけど、こっちの人はなんだか暖かい。おひさまみたい)」
「!……ロイド、少しこの子を借りていいかい」
「は!?いや、よくないが!?」
「すぐに済む。……1分で構わない
もちろん1分で済まなかったら殺しにかかってもいい」
「(お前を殺せば世界が敵に回るだろうが。どう考えてもデッドエンドだ)」
「ちち、しんじゃうのやだあぁぁ!」
「……はぁ、じゃあ少し待って。綱吉、お茶を入れてくれる?
この子にはそうだな……ピーナッツのお菓子も付けて、ココアとか」
【わかりました!】
綱吉が慣れたからか手際よくお茶を用意しながらピーナッツや他の菓子を用意しているのをキラキラとした目で見る女児
……予感が当たればこの子は
「!ぴーなつ!」
「(君に質問だ。君は僕の心を読めるかい?
読めるのならナッツを2つ食べてごらん。パパやママには言わない)」
「!ぴーなつ!(えっと、心を読めるならぴーなつふたつ……………)」
2つ食べた。……ビンゴらしい
「はぁ……全くもってこういう娘と縁があるとは
……まずはロイド、綱吉は声が出ない。僕がいる時は話ができるが、少し前までは一般人だった
そんな彼には少しでも日向にいて欲しい。少しだけ、アーニャには綱吉の遊び相手になってほしい」
「(まさかのオレが遊ばれる側!?)」
「あーにゃあそびたい!」
「……はぁ。……だが、ここにいる間だけだ」
「ちち、だいすき!」
「(いいなぁ、家族………………。もうあの頃には戻れないんだろうな。母さんにも、父さんにも捨てられた)」
「?ちちやはは、いない?」
「!……(そう、だな。オレから拒絶したんだ。もうーーいない)」
「よしよし」
少し表情が陰った綱吉を一瞥してからカップに口をつける。どうもこういう類に僕は縁ができてしまっているようだ
まぁ知り合いである目の前にいるロイド(もちろん仮名)がなんの事か分からないといった表情だけれど
「やっぱりね。綱吉、彼女は僕や君の義姉と同じようなものだと思っていいよ」
「(!心が読めるんだ……)」
「!(あーにゃ、きもちわるくない?捨てられない?だいじょうぶかなぁ)」
「……こう見えて君の父親は優しいからね。捨てないさ
僕も綱吉を見捨てることもないし」
「!」
「何目を丸くしてるのさ。当然だろう?
気に入らないものは消すけど、気に入ったものは相手が嫌というまで手元に置いておくつもりなんだ
あの二人がいい例だよ」
「!(ここにいていいんだ、オレ……。よし、遊ぼう!
心を読んでくれるならメモとかいらないし)」
「さて、綱吉もその気になってくれたみたいだし。彼女の面倒は彼がみてくれるよ
それでも不満が?」
「……はぁ、仕方ない。お前なら俺の邪魔はしないだろう
お互い不干渉の条約を結んでいることだしな」
「それは何より」
「(恭弥さん、お仕事のお話しそうだから部屋から出よう?)」
「(うん!あーにゃあそぶ!)」
静かに部屋を出ていくのをロイドは止めることも無くカップに口付ける。警戒心を出しながらもなんだかんだ甘いのだろう
そして僕と彼は、ビジネスの顔になる
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拒否末路×スパファミでした。スパファミ読んでからアーニャと綱吉絡ませたい。拒否末路なら丁度いいのでは??という閑話休題的な、番外編的な、そういうやつです
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04:10
零崎凌識の人間逃避
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「ひひひひヒバリ殿!?!?」
「?誰」
「拙者一生の不覚!もしや、兄者達の言っていた放浪癖のある匂宮とは……」
「うわ、凌識相変わらずの口調じゃねぇか。つか兄貴達から容姿とか聞いた上で接触してたのかと思ったぜ」
「聞いていないぞ、人識!」
「言ってねぇし。あー、懐冥、紹介ってか説明してやる。
こいつは凌識、俺と同じく生粋の零崎だが見ての通り女の子が苦手が故に拒絶しまくる兄貴と反対の意味での変人だ」
「……あぁ、外見年齢同年代くらいの零崎がいるって言ってたっけ。アスからは近づくなって言われてたけど。……見た目普通じゃない?」
「軋識にあとで詰問しておこう。……というか人識はどうしてここに?出夢から何も聞いてないけど
というか、今女生徒苦手って言った?」
「まぁ、苦手ではあります……その、昔こっぴどく策師にやられて以来どうにも染み付いておりまして」
「ふぅーん………………」
「なんだよ、晦冥」
「まぁどうでもいいけど。というか、君が零崎なの光明は知ってるの?」
「……え、お前らどっちも関わりあんの?」
「ちゃんと説明してもらわないと困るんだけど。……仕方ない」
小さく溜息をつきながら携帯を取り出すなり、10秒で屋上まで、という歩く理不尽さながらに告げるのを見ながら首を傾げる凌識といつものことだとアイコンタクトをとる人識
そして宣言通り10秒以内に屋上にやってきた人物に凌識はまた慌てふためくことになるのだった
「……まさか晦冥から呼び出されるなんて何かと思ったけどバジルくんが零崎だったなんて……」
「まぁ僕達があまり裏世界にいないから知らないし、零崎の存在自体そこまで関わるものでもなかったしね
でもこれで君があの変人零崎君に味方できる理由が増えたでしょ。あと仕事にも支障をきたさない」
「たしかにそうだけどさー」
「…………キャパオーバーです拙者……まさか沢田殿まで匂宮だったとは……ハッ!まさか、他の守護者もこちらの世界関係者ということは……!?」
「お前、零崎以外はとんと気配わかんねーもんな」
「ディーノさんが財力の世界関係者なんだよね。暴力の世界とやりあえるくらいの戦闘力持ち合わせてるけど。ってかあの人は敵に回したくない」
「そう?別にやりあうくらいはいいでしょ」
「いやそういう意味じゃなくて相変わらずの戦闘マニアだよね!?」
「…………無知すぎるが故に失態に失態を重ね、挙句の果てには拙者は腹を切るしか!!」
「やめて!?!?ってか他の守護者はって話になったけど俺たちくらい。知り合いで言えばディーノさん、あとスクアーロ、XANXUSくらいかなぁ」
「拙者もうキャパオーバーどころではありません……親方様は確かに裏世界を存じていましたがまさか匂宮だったなんて……。ってか今XANXUSとスクアーロって言いました!?」
「あー、厳密にはそこちょっと複雑なんだよね。父さんはどっちかと言うと分家だし
まぁそれはいいや。ちなみにXANXUSは匂宮だし、スクアーロが石凪」
「拙者、イタリアに帰っていいでしょうか」
「まぁ内々でバジルくんの問題が解決したらね。ってわけでちょっとディーノさんに協力してもらお」
「…………………」
「懐冥、あからさまに戦闘できないからって嫌な顔をしない!」
ってわけでお久しぶりです、生きております。1日24時間以上、もしくは睡眠時間除いて24時間欲しい主です。
n回目ってくらいの戯言と復活ですが、ただバジルの零崎が書きたくて、ちょっとメンツが濃いです、続くかはわかりませんがいつかは書きたいのでネタ倉庫へぽいとさせて頂きました
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