くりすます・しいん

あなたと創るクリスマスシーン

長いお話を書くのはちょっと・・・
でも、クリスマスの妄想はいっぱいあるよっ!という方、お待たせしました♪


ここでは、テーマに沿った作品を自由に投稿することが出来ます。


テーマは『クリスマス』

テーマに関することでしたら、
お話、ポエム、川柳、妄想、会話のみ、たったひとことだけでも構いません。

投稿の仕方は、掲示板と同じです。

1.書き込みをクイック。
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☆イラストの場合☆

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4.画像送付画面で注意事項をよくお読みになり、【ココカラカラメ】からメールに添付してください。

画像のサイズは240×320推奨、または230×400までが携帯での表示に対応できると思います。

※注意!
原画をそのまま添付するのはお控えください。

以上、わからないことがありましたら、ご連絡ください。


・・・さあ、
あなたも一緒に、
ハッピーなクリスマスシーンを創ってみませんか?


↓クリスマス・ワードはこちらからどうぞ
創作時の参考にしてください。

title

[書込]

12/28(Wed) 00:43
〜〜メリー・クリスマス 二人だけのクリスマス・プレゼント〜〜
ひがし様

9時55分。
約束の時間まであと5分。

チクタクチクタク……

あと3分。

チクタクチクタク……

あと1分。
あと30秒。
あと10秒。
5秒。
4……3……2……1……

『プルルルルルゥゥゥ〜〜』

来た!

時間ピッタリに鳴り出した携帯にさくらは飛びつく。

「はい、木之本です!」

あわてすぎて、ちょっとだけ舌を噛んでしまった。
そんなさくらに応えてくれたのは

「メリー・クリスマス、さくら」

一番聞きたかったあの人の声……

「メリー・クリスマス、小狼くん!」



〜〜メリー・クリスマス 二人だけのクリスマス・プレゼント〜〜



「ゴメンなさくら。ここのとこ電話もできなくて」
「ううん、いいよ。小狼くん。こうしてわたしのお願いを叶えてくれたんだもん。それだけで嬉しいよ」
「でも、本当によかったのか。クリスマス・プレゼントは電話をかけるだけでいいなんて」
「いいの。だって、わたしには小狼くんの元気そうな声が一番のプレゼントだから!」
「さくら……」

そこで一瞬、二人の会話は途切れた。
どちらの胸にも言葉にできない熱い何かが疼く。
無理もない。
ここ一月、二人はお互いの声を聞いていなかったのだから。

『さくら』
『なあに?』
『実はこれからしばらくの間、李家を離れることになったんだ。当分は電話も手紙も出来ない。……ゴメン』
『そう……』
『クリスマスまでには必ず戻ってくる。だから、少しの間だけ我慢してくれ』

11月の半ば頃、小狼にそう告げられた時、さくらは悲しかった。
一ヶ月以上も小狼の声を聞くことができないなんて。
寂しくて胸が潰れそうになった。
だけど、それを口には出さなかった。
このことはすでに苺鈴から聞かされていたからだ。
李家を離れる理由は魔力の修行のため。
それも、非常に厳しい修行のため。
そして、その修行を短い時間で終えるため。
本来は長い時間をかけてゆっくりと進める修行を、短期間で終わらせるために特別な場所に篭る。
なんのために?
もちろん自分との約束を守るためだ。

「必ずさくらのもとに戻ってくる」

この約束を少しでも早く実現するためだ。
それがわかっていたので、さくらは何も言わなかった。
その代わりに、一つだけお願いをした。

『クリスマスには戻ってくるんだね』
『あぁ。必ず戻ってくる。その時にはまた電話をするよ』
『それじゃあ、小狼くん。一つだけお願いがあるの』
『お願い?』
『あのね……』

そこでさくらが小狼にねだったクリスマス・プレゼント、それが

―――クリスマス・イブの夜に小狼くんの声が聞きたい―――

だったのだ。
そのさくらの願いを小狼は叶えてくれた。
それだけでもう、何も言うことはない。

ただ、少しだけ気になることといえば―――

「さくら。あと少しだ。あと少しだけ待っていてくれ」
「うん、小狼くん。わたし、待ってるよ。ずっと。だからね、小狼くん」
「ん、なんだ?」
「あんまり無理しないでね。小狼くんがわたしのために頑張ってくれてるのは嬉しいよ。だけど、わたし心配なの。小狼くん、無理して体を壊したりしないかなって」

小狼が頑張りすぎて無理をしていないか、ということだ。
小狼が自分との約束のために頑張ってくれるのは嬉しい。
でも、そのために小狼は無理をしているのではないか?
それがさくらは心配なのだ。

けれど。
さくらが抱いた心配を少年は優しい言葉で打ち消してくれる。

「さくら。オレはさくらのために無理してるなんて思ったことは一度もないよ」
「でも……」
「聞いてくれ、さくら。オレはオレ自身のために頑張ってる。早くさくらに会いたい。少しでも早くさくらの元に戻りたい。自分の願いを1日でも早く叶えたい。そのために頑張ってるんだ。お前だってそうだろ?」
「小狼くん……。うん、そうだね!」
「オレは必ずさくらのところに帰る。だから、待っていてくれ。さくら」
「うん! わたしはいつまでだって待つよ。小狼くんのことを!」

それは聖夜に交わされた尊い誓い。
二人だけの約束……

END

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12/20(Tue) 19:45
大きなクリスマスツリー
碧 茶々

こんばんわ、碧 茶々です。クリスマス・ワードの<ツリー>を借りて、今年も、小説を書きました。本編は次のレスからお読み下さい。

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11/30(Wed) 05:35
おいしいケーキ
ももくり



バター

小麦粉

砂糖

生クリーム

イチゴ

あと、あと…。

片手に持った本と、テーブルの上に並べたものたちを見比べる。
赤と白の並ぶ写真を見比べると、この季節には欠かせない彩で思わず顔が緩んだ。

「何を始めるんや」
「ケーキ作るの」

テーブルの上から降ってきた声に、本から顔を上げずに返事をした。
ケロちゃんは、ふわふわ浮かんでは並べているものを興味深げに見つめてる。

「そうか、明日のおやつはケーキ…。今日もやないか!!」
「うん、そうだね」

‐よっし、材料オッケー

ボールを引き寄せて、卵を割りいれる。
盛り上がった黄身。
その周りを取り囲むような透明の白身からは、銀色のボールが透けて見えた。

もう覚えてしまった手順をたどるように卵を溶くと、その中にゆっくりと砂糖を入れ込む。

「さくら、さくら、もうケーキはやめへん?」
「どうして」

空中で腕と足を組んで小さな目を寄せるようにしてボールを見つめてる。
軽快というには、ほんの少し遅い速度で混ぜていた卵たちを置いてケロちゃんを見つめた。

「昨日も、その前も、その前もケーキやないか」
「だって、もうすぐクリスマスなんだよ」
「そうや、クリスマスや。それまでにいったい何日あるとおもっとるんや」
「えっと、一ヶ月?」
「そうや、一ヶ月もあるのにほぼ毎日ケーキを作るんか?」
「ほえ?だめかな」
「だめも、なにも」
「だって、当日すっごくおいしいケーキを食べたいじゃない」

‐小狼くんと一緒に…。

そんな言葉を飲み込んでケロちゃんのほうを見ようとしたけれど、すぐ目の前に飛んできた。
休んでいた手を、ゆっくりと動かす。
カシャカシャいう音とケロちゃんの声が重なる。

「さくら、考えてみいや。今から毎日ケーキを食べてるやろ?すると、当日飽きておいしくなくなる」
「そうかな?」
「そうや、絶対や。そやからな、今日は別のものに」
「でも、もうスポンジ作っちゃった」

卵と砂糖を混ぜた生地は、濃い黄色い色から空気を含んだ薄い色に変わって、ふわふわのスポンジを思わせるように膨らんでいた。

「まあ、今日はしゃあない」
「でも、でも、材料もイチゴしかないよ」
「そ、そうかいな。な、なら明日から…。」
「う〜んでも」
「あ、明日はクッキーなんてどうや?食感も変わるし、ええんやないか」
「でもな」

手元からは目を離さずに、生地の出来を確認する。
‐こんなもんかな
ケロちゃんはその後もなんだかぶつぶつといっているけど、あんまり気にせずに白いパラフィン紙を置いたサークルに生地を流し込む。
‐よっし
オーブンの中に入れて、テーブルの上を片付けると、小さなボールに黄色い液体が残ってた。

「ほえーーー。バター入れるの忘れちゃったよ」

ボールを両手で抱えて溶かしバターを覗き込む。
ゆらゆらとゆれる液体と同じ色をしたケロちゃんに思わず。

「もう、ケロちゃんのせいだからね」
「なんでや」
「ケーキつっくるのやめようとか言うから」
「言っただけやないか」
「でもでも、今日のケーキはケロちゃんが食べてよね」

出来上がったケーキはきっとふくらみが足りなくって、味がないかも。
そんな想像をするだけで、少し困ったような笑顔の小狼君が浮かんでくる。

「もう、やっぱり明日もケーキの練習するもん」

−おいしいケーキのできる日までがんばるんだから。
キッチンでの格闘はまだまだ続く

fin

ここまで読んでいただきありがとうございました。
12月になる前に小話ができてよかったです^^
この調子でチョコチョコと書いていけたらと思います。

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