★assortment stories

□記念緊急企画☆緊急特命相談室
1ページ/4ページ

如月
「室長、大変です!
捜査室宛てに市民のみなさんから
なにやら相談事が持ち込まれてますっ」



穂積
「いくらウチがヒマだからって
そんなことに付き合ってる場合じゃないんだけど」



藤守
「まぁまぁ、そう言わず…
悩める市民を救うのもお巡りさんの仕事ですから」




小笠原
「このメンバーで解決できると思う?
そこが論点じゃないの?」



明智
「まぁとりあえず見てみようか
まずは…
『夜の寝付きが悪いのですが、
どうしたら心地好く眠れますか
と、ツムギさんからのお便りです。
室長に答えて貰いたいようですが…」



穂積
「ハァ?酒飲めば?」



如月
「うわ、なにその愛情のかけらもない返答」



小野瀬
「なんか楽しいことしてるの?
あれ?今日はカノジョお休み?」



小笠原
「うん」



穂積
「だからコーヒーもないの。早く帰れ」



小野瀬
「なにカリカリしてんの?更年期?」


藤守
「いま、特捜に来た悩み相談に乗ってるんすよ
小野瀬さん、夜寝付けない時って
どないしたらえぇんですかね?」



小野瀬
「眠りってね、自分の意識でコントロールできないんだよ
だから、眠らないといけないと
思うことは逆にストレスになる

まぁ…俺たちみたいに2徹、3徹したって
人間はそうそうくたばらないように出来てるもんだよ

たくさん本を読んだりして
リラックスするだけで身体は休まるから
眠りと同様の効果を得られると思うよ」



穂積
「俺も今そう言おうと思ってたんだが」


藤守
「うっわ」

小笠原
「絶対ウソ。」

如月
「酒飲めっていったくせに」



穂積
「なんか文句あんのか」




明智
「逆ギレしてるぞ。
じゃ、次」



藤守慶史
「おい
ヒマな何でも屋ども。
アイツはいないのか」



藤守賢史
「うわアニキ何しに来たん?」



藤守慶史
「ちょっと捜査一課に用があったついでに
寄ってやっただけだ」




穂積
「お前もヒマなんだろ?」



藤守慶史
「お前らと一緒にするなっ」



明智
「次のお便り読みたいんだが…」



藤守慶史
「なんだ?またくだらんこと始めたのか」



穂積
「じゃー帰ればー」


藤守慶史
「せっかく来たんだ
付き合ってやらなくもないぞ」



小野瀬
「素直じゃないね?ひねくれ検察官」


藤守慶史
「やかましい!顔だけ鑑識官」



明智
「えー、進めるぞ
桃さんからだ。
『以前の彼女と行った場所を
うっかり今の彼女と行ったと勘違いして
「前に来たときさー」なんて言ってしまった場合
彼女に「それ私じゃないよ」と冷たく言われたら、どう対応しますか?』だとさ」



藤守慶史
「じゃあ誰なんだ!」


藤守賢史
「なしてそこでキレるんや?」



穂積
「眠りはコントロールできないから…」



如月
「それさっき終わってるし
しかも小野瀬さんが言った答えじゃないですか」



穂積
「そうだっけ」


藤守賢史
「いつからボケキャラになってんすか〜」



小笠原
「藤守さん、律儀に突っ込んでるよね」



小野瀬
「俺なら
キミを連れてくるシュミレーションを
何度も繰り返したからかな?って…」



藤守賢史
「おぉ、それえぇな。メモしとこ

俺、多分頭真っ白なって灰になりそーや
胃が痛なるかも…ハァ…」



小笠原
「俺は素直に謝る」



明智
「お前こそふてくされそうだけどな」


如月
「なら明智さんは?」



明智
「…ごめんって」



穂積
「お前ら芸なさすぎ

そういう時はオトコらしく

『だから、何?』」



如月
「オカマなのに…」


明智
「横暴だ」




→つづく
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ