Stories

□逃れられぬ闇
1ページ/30ページ

登場人物紹介

兼哉:近衛府に勤める。弱いながらも生来見鬼の才の持ち主で、たまに妖に遊ばれたりからかわれたり一方的に利用されたりし、直継に助けられる。また、見鬼であるが故に狙われ、疎んじられた過去を持ち、そのため幼馴染である直継以外の人物に本音をみせることは滅多にない。他人を安易に信用しない傾向がある。

直継:陰陽寮に勤めるが、一方で都の雑鬼たちとは顔見知りで、たまに情報交換をしたりする。しかし見鬼の才はそれほど傑出しているとは言えず、そのために苦悩を抱えることもしばしば。幼馴染である兼哉とは、元服した後もたまに連絡を取り合うほど仲が良く、彼に手ほどきを受けた剣術は唯一父を凌ぐものであるが、兼哉には一度も勝ったことがない。

紀也:陰陽寮に勤める直継の父。何かと自分と似ている息子を気にかけ、また本人にその自覚のないことを危ぶんでいる。兼哉に対しても息子同然に気にかけているが、彼が見鬼であることに内心穏やかではないらしい。光為とは幼馴染で、今でもとても仲が良い。

光為:近衛府に勤める兼哉の父。自身がおおらかな性格のせいか、息子がなかなか他人を信用しないことを憂えている。しかし、幼馴染である紀也のことは全面的に信頼しているので、彼の息子がいるなら大丈夫だろうとも思っている。見鬼の才は持たないが、紀也と一緒に妖に遭遇し、助けられた経験が何度かある。

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ