頂き物

□Betrayal
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―ある晴れた昼下がり―

Betrayal


―――――――――
こんにちは。
今日は僕、如月緑羽が、Special Security Serviceの内部をご紹介しちゃったりします。
ではまず……

「何で俺がッ!?」

……デスクを思いっ切り叩いて吠えてるのが八雲さんです。
僕らの隊長、九龍さんに何か命令されたらしく、朝から超不機嫌モードなので誰も近寄りません。
こんな時に彼に声を掛けられる人がいるとしたら……

「うるさいってば八雲〜。朝からどうしたの?」

やっぱり。この金髪の人がSSSの班長クラスで唯一女性のアキさんです。

「あの野郎……また俺に任務<しごと>押しつけやがって」

「隊長何か最近忙しそうだもんね」

「だからって何で毎度俺なんだ?
あいつとかもろに暇そうだろ」
そう言って八雲さんが指差す先に座っているのが……あ、僕の双子の弟、如月蒼雨です。何か雑誌開いて書き込んでますね。

「蒼雨君、何やってんの?」

アキさん、見ちゃダメ!

「クロスワード。」

蒼雨、それは隠してやらなきゃ……

「お前な……クソ暇じゃねーか!俺と代われよ」

「規則違反。」

「くっ……」

蒼雨に一言でへこまされる八雲さん。

「仕方ねえな」
腰を上げて出て行く八雲さん、ご苦労様です。


あ、今日はこの辺でさようならですね
ではまた来週
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