この物語はお友達のあっちんが作ってくれたとても素敵なお話です
あっちんも私がビビを亡くしてすぐに大好きなちゃびを亡くしました。
その時にあっちんが作ってくれた私にとって大切な大切なおなはしなんです。
感動して涙が止まらなかったけど、このお話にすごく救われた。

あっちん、改めてありがとう




お星さまになったビビとちゃび



幼くして逝ってしまった、可愛いフクモモっ仔 ビビと
あっちんちの可愛いフクモモっ仔 ちゃび・・・  


みぃママのところにビビという可愛いフクモモの坊やが居ました。
あっちん母さんのところに可愛いチャビというフクモモの女の子が居ました。
それぞれ2匹は毎日おいしいものをいーぱい食べて、いーっぱい遊んで、ママとかあさんにいーぱい甘えて
楽しく暮らしていました。


ある日、みぃママの所へフワフワのコートを着たお友達がやってきました。
あんまりママがお友達と楽しそうにお話してるので、焼きもちをやいたビビはママを驚かそうと、そのお友達の
フワフワのコートのポケットに隠れました。


ビビはすっかりいい気持ちで眠っていましたが、ユラユラ揺れるので「あれ?」っと目を覚ましました。
お友達はママとお別れして帰る途中だったのです。
「ママー?ママー!」ビビはビックリしてポケットから飛び出しました。


チャビはかあさんとポーチの中に入ってお出かけしていました。
ポーチのファスナーが開いてると気づいたチャビは、こっそりポーチから出てお外を覗いていました。



その時、大きな人が近づいて来ました。
チャビは「あっ!とーしゃんだ♪」と思って喜んで通り過ぎるその人に飛びつきました。
「あれ?とーしゃんじゃない!」と気付いた時には、かあさんはチャビが飛び出した事に気付かず遠くに
行ってしまっていました。
「かあしゃーん?かあしゃーん!」




ビビは泣きながら夜道をヨチヨチ歩いていました。
チャビも泣きながら夜道をヨチヨチ歩いていました。



「ママー!ママー!」
「かあしゃーん!かあしゃーん!」
ビビとチャビは出会いました。



「ママを探してるの・・・」
「かあしゃんとはぐれちゃったの・・・」
2匹はしばらく「アンアン アンアン」と泣き続けました。



ビビは男の子、自分より少し小さな女の子のチャビを見て「一緒に探そうね」って優しく言いました。
チャビは「うん」と答え、一緒にママとかあさんを探し始めました。





真夜中、大きなネコがトボトボ歩いているビビとチャビを見つけて、そーっと近づいて来ました。
最初ビックリしたビビでしたが、チャビを守ろうと必死になって小さな体で両手を広げて、クマのような
姿になって跳びかかるような勢いでネコに言いました。
「こっちに来るな!ギギギー!」
ネコはその勢いと見たことも無い姿にビックリして、一目散に逃げて行きました。



「もう、大丈夫だよ」ビビが驚かさないように小さな声で言うと、怖くてギュっと目をつぶっていた
チャビはそーっとビビを見て、ホッと安心しました。
「ビビおにいちゃん、ありがとう」




だんだん日が差しはじめたので、ビビとチャビは大きな木の枝で2匹寄り添って眠りました。




   

夕方、「クンクン」大きな犬がやって来ました。
とっても心配で悲しそうな顔をしているので、ビビとチャビは「犬さん、どうしたの?」と問いかけました。
「チビさん達、うちの子を見なかった?ずっと探してるんだけど見つからないの・・・」と悲しそうに
母さん犬がクーンクーン泣きました。
「一緒に探してあげるよ」ビビとチャビは一生懸命に木から木へと飛び移り、子犬を探し始めました。




日が暮れる頃、2匹が一番大きな木のてっぺんまで登って辺りを探していると、子犬が物陰で小さく丸
まっているのが見えました。
「犬さん、居たよー!」ビビとチャビは母さん犬の頭に飛び乗って、子犬の所まで連れて行ってあげました。



子犬は、人に石を投げられたりして怖くて怯えて隠れていたのです。



母さん犬はビビとチャビをペロペロ舐めて「ありがとう、ありがとう」と何度もお礼を言って、
子犬と一緒に帰って行きました。




        

その後もビビとチャビは苛められたり傷つけられている動物をいっぱい見て悲しくなりました。




ビビはチャビに「僕達には優しいママとかあさんが居るよね、ずーっと僕達のママとかあさんだよね」
チャビも「うん、ずーっとビビおにいちゃんのママ、チャビのかあしゃんだよ」
ビビは「じゃあ、ママやかあさんところに早く帰りたいけど、その前に苛められて傷つけられている
仔たちを助けてあげようよ」




2匹はもっとよく見渡せるように、高い高い木を探して登って行きました。




その姿をずっと見ていた神様は「なんて優しい仔達なんだろう」とビビとチャビを温かい手の上に乗せて
お空へ上がっていきました。
「ここならよく見渡せるだろ?ママとかあさんも見えるよ」
                  



 
  
そうして、ビビとチャビはお星さまになりました。




神様はにっこり微笑んで「ママとかあさんの所に帰りたくなったら、体を大きく広げて跳ぶんだよ。
流れ星になって、ママとかあさんの所に帰れるからね」






ママー、プクプクプク♪
かあしゃーん、プクプクプク♪  



ちゃび、ビビ…
今ごろ虹の橋のたもとで幸せにあっちんとママを見守っててくれてる?
あっちんはちゃびがいなくなって、ぷーちゃと一緒にいるけど、いろんな苦しんでいる動物たちを救うためにがんばってるんだょ
ママはふぅこに出会った

幸せな日々をもらったんだよ

ありがとうネ

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