novel(event) 

□決戦は誕生日〜battle 1
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3月2日がもうすぐやってくる。

そう、この日はサンジの誕生日。

まぁ、誕生日と言えば、長い間海の上にいる俺達にとって最大イベントな訳だけど、今年は単純にそれだけじゃない。

俺にとっても、特別な日。(になる予定)

何故かってぇと…サンジに告白?
なんて自分でも信じられないもんをしでかそうかと作戦を練っている最中なんだ…実はι


俺はサンジが好きだ。


そりゃ仲間としては他の奴らと同様に大切に思ってきたけど、サンジの事をそういう"好き"と意識し始めたのはここ最近の事。

「よっウソップ、ちょっと休憩したらどうだ?ほら、一息入れろ」
「おぉ、サンキュー♪でもよサンジ、こんなとこでいつまでものんびりしてていいのか?夕飯の支度があるんじゃねぇのかよ?」
「いいんだよ、お前が飯の心配なんかすんじゃねェ。俺もたまにゃ充電が必要だしよっ。お前といるのが一番落ち着くし」


「ウソップ、ちょっと来い」
「ん?何だ?」
「ほら、味見させてやる。他の奴らには内緒にしとけよ。お前だけ特別だからな」


サンジがこのところやけに優しいんだ。

気のせいかとも思ったけど、確かに俺にだけ?特別な気がする。

そりゃ、ナミとロビンには相変わらずだけど、明らかに他の奴らとは違う。

もしかしてサンジも俺の事…いや、そんなわけねェ、期待すんな、俺ι

と、とにかくだ!

このモヤモヤした気持にケリを付けたくて、一世一代の告白を、サンジにとって特別なこの日にと決めたんだ。

プレゼントも準備した、サンジへの言葉も用意した。

準備万端だ!

決戦の日まで残りあとわずか!!
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