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□FUNNY WORLD〜STRONG WORLD番外〜
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「それにしても陽気の良い島だな」



眩しいほどの花畑を2人は並んで歩く。



「ゾロやルフィ達はどの辺に飛ばされたんだろう…ι」
「あいつらの心配なんかどーでもいいんだよ!あぁ…心配だ〜ナミさん、ロビンちゃ〜ん」



こんな状況の中でも普段通りのサンジに冷めた視線を送っていたその時、ウソップの特質"何かがヤベーセンサー"が何かを察知する。



「な、なあサンジι?さっきからなにやら怪し〜気配を感じるんだけどよぉ…ι」
「なんだよ、またいつもの病気か?俺は別に何も感じねえけどな。それより早く2人を助けに行かねぇと。きっと俺の助けを待ちわびてるぜ♪」
「……ι」



充分見慣れている足取りの軽いサンジの姿にウソップが呆れ顔を向けていると、目の前に…



「買qィィィ〜ιι!!」



ウソップは光の矢の如く大木の陰にサッと逃げ隠れた。



「サンジサンジ!!後ろ!!後ろ〜ιι!!」
「すぐに助けに行くからね〜!!んナミすわ〜〜〜ん!!」
「買Mャ――!バカやろぉぉ!!大声出すなって!!気付かれんだろ!!」



サンジの後ろから大きな…いや、そんな言葉で片付けられる事の出来ない巨大なカブトムシがゴウゴウと炎を吐きながら飛んできた。



「ギャ――――!!」



サンジはその巨大カブトに気付いているのかいないのか、ウソップが逃げ回る隣を平然と並んで走っている。



得意の駿足でようやく巨大カブトムシから2人は逃げ切る事が出来た。



「何だったんだ〜今のι!突然変異か!?なんであんなにデカいんだよ〜ιιあいつらみんな無事かぁ?」
「あいつらなら心配いらねぇって。てめぇはてめぇの心配だけしとけ。俺はとにかく2人の事が心配だ!」
「サ、サンジくん♪お、俺の事も全力で守ってくれ!」
「ば〜か!俺のサービスはレディ限定だ」
「サンジのケチ〜!!」



ウソップは少しだけ口を尖らせながら、バックからカブトを取り出し手際良く組み立てた。

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