09/28の日記

23:19
秋の味覚〜in 竜王軍(小ネタ小説)
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小十郎「政宗様、良い椎茸が入りましたぞ」

政宗「〜♪随分沢山あるな」

綱元「今年は豊作らしいですよ」

成実「はいはーい!俺、椎茸料理食べたい!」

政宗「椎茸料理な…Fum…」

勝家「椎茸…」

政宗「どうした勝家?」

成実「もしかして、苦手とか?」

勝家「そうではない…」

政宗「じゃあ何だ?」

勝家「何故、ただの茸にそんなに喜ぶのかがわからない」

政宗「Fum…」


数刻後…


政宗「Are you ready guys!?」
伊達軍「「Yeah―!」」

政宗「今日は茸グルメpartyだ!派手に楽しめよ!」

伊達兵士A「Yeah―!筆頭の手料理〜!ヒャッホー!」

伊達兵士B「この煮物メッチャ旨いッス!」

伊達兵士C「鍋もマジ、サイッコーッス!」

伊達兵士D「小十郎様の野菜との相性もハンパねぇ!」

ワイワイ

勝家「これは…」

政宗「Oh!来たか勝家!アンタも存分に楽しめよ!」

成実「筆頭と小十郎が作ったんだぜ?すげーだろ!」

綱元「天ぷらに、炊き込み御飯に、煮物に、鍋…お、南蛮の料理もあるんだ…たまげたわ」

成実「これだけいっぱいあれば、一つぐらい好きな料理もあるんじゃないの?」

勝家「……」

政宗「ほら、先ずはコレを食ってみな」

勝家「椎茸の丸焼き?」

小十郎「ただの丸焼きじゃねぇ。炭火で丹念に炙ったもんだ」

政宗「塩か味噌に付けて食ってみな」

勝家「…美味い」

政宗「だろ?素材の味を楽しむなら、この食い方が一番だ。酒の肴にもピッタリなんだぜ?」

小十郎「政宗様、まだ日も高うございますので、御酒はお控え下さい」

政宗「Oh〜、野暮はナシだぜ小十郎」

綱元「そうねぇ…せっかくの椎茸の宴だもんね〜」

成実「勝家〜!コレも食べなよ!」

綱元「はい、コレも。遠慮しないでよ?」

伊達兵士A「こっちもイケるぜ!」

伊達兵士B「コレも食いなよ!」

ワイワイ

政宗「見たか勝家、食材一つで、こんだけの料理が作れるんだぜ?」

成実「旬の食材を使って作った料理は美味い!食べるだけで幸せさ!」

綱元「酒も美味くなるしね」

小十郎「だから、ただの茸と馬鹿には出来ねぇ」

政宗「その茸が、心を動かす料理に化けるんだからな」

勝家「だから、皆、食材一つに歓喜するか…。フ…確かに…この私に“美味い”という感覚を思い出させる料理に化けるなら、悪くはない」


 

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