戦国BASARAかってに外伝
□パパは心配です
1ページ/1ページ
ある日の左月&輝宗2
「殿、可愛らしい若君でございますなぁ」
輝宗の腕に抱かれた梵天丸を見て、左月は髭面を綻ばせて言った。
「そうであろう、そうであろう」
輝宗もにこにこ笑いながら応えた。
「きっと、義姫のような可愛らしい子に…」
ん?
可愛らしい?
その瞬間、輝宗の脳内で素早く図式が構築された。
可愛らしい→美人→悪い虫がつく
悪い虫=恋人(男)
成長した梵天丸(政宗)が、ある日男(幸村)を連れて来た。
「父上、今までお世話になりました。梵天丸はこの方と結婚致します」
「義父上(ちちうえ)!ご心配なく!梵天丸殿は某が幸せに致します!」
「ならぁぁん!貴様などにはやらーん!!」
「と、殿?」