戦国BASARAかってに外伝

□独眼竜と権現4
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「まあ、そう怒るな独眼竜。成実殿、よければ一緒に食べねぇか?」
 家康の言葉に成実は目を輝かせた。
「マジ?!いいの?!」
「ああ!駄目か独眼竜?」
 家康の言葉に政宗は嘆息して答えた。
「はぁ…好きにしろよ」
「やった〜!さんきゅー家康!」
「さ、さんきゅう??」

 これ以後、家康は度々政宗の元を訪れ、その度、家康と成実は共に鍛錬をし、終わった後は政宗にずんだ餅を強請るのが恒例となった。
 数年後、家康は政宗の予想通り心身共に逞しい青年へと成長し、日の本を二分する一大勢力の総大将となり皆を驚かせることになるのであるが、この時はまだ誰も知らなかった。


 
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