12/24の日記

16:24
もしもこんな主人公だったら( ぱっと出のネタ)
---------------
ジャンルはうたプリで色んな性格の主人公ちゃんのif的な。







音也×超ネガティブ主人公


この早乙女学園は簡潔にいえばアイドル育成学校。
特に歌に力をいれており、一年の間、作曲家と二人三脚でアイドルデビューするべく卒業オーディションの優勝を目指すのだ。


大切なパートナー。

オレの赤い糸の先にいたのは、


「私なんかでホントにすいません。嫌なら他の方でもいいんで、ホント。」


超ネガティブな子でした。


「いやいやいやっ!っていうか君、朝の電車の子だよね?」


ピシッと彼女が固まる。


「あの節は本当にご迷惑をかけてしまいすみません!!私がちゃんとしてれば痴漢なんか気を付けられるはずですし…」

しまいには土下座をする彼女。周りも、なんだなんだと彼女とオレに注目しはじめる。

「ほ、ほらっ!顔あげて!あんなの気にしなくていいし…君は笑ってた方がいいし!ねっ?」

彼女に顔をあげさせるだけの一言だった。特に何も考えず発した言葉だったが、ばっと顔をあげた彼女は文字どおり、かわいかった。


「ええと…そのっ…」


真っ赤に頬を染めて上目遣いがちな目。
一瞬にして頭の思考回路はショートした。

つまりオレ、一十木音也は一目惚れしたのだった。


(あ、あまりにも汚い顔に思考回路がショートしたんですね、すいません!!)((え、いやっ!違くて!))



那月×ツンデレ主人公

「いぃぃぃやぁぁぁぁ!!」
「大丈夫ですよぉ。僕は怖くないですよ、ほらっ!ぎゅー!!」

「はーなーしーてぇぇぇ!!」

「珍しいね。いつもはあの役目はおチビちゃんの役回りだろ?」

「うっせ!チビは余計だチビは!…まぁ、確かになんか複雑だよな…。」

レンと翔の先には、那月に抱きつかれる那月のパートナーとパートナーに抱きつく那月が。

「ま、あのレディは小さくて小動物みたいで可愛いからああされるんだろうけど。」

「オレ…いつもああなってるのか…うわっ、寒気が…」

翔がブルッと震えて両腕をさする。

一方の那月たちはまだ騒いでいた。

「僕に抱きつかれるの…嫌?」

「い、嫌よ!!バカ!!」

「そっか…」

ぱっと急に離されたことに彼女は驚く。

「な、那月…?」

うつむいたその顔に手を添えようとしたとき。

パシッ

乾いた音と共に手首を捕まれた。

「お前も相変わらずだよな?まだ懲りてねぇのか。」

「ひ…っ…」

ゆっくりと顔をあげた那月は驚くほど冷たい目をしていた。

「さ、さ、砂月…」

「ほーぅ?俺のことは覚えてるのな。って、おいっ!!」

一瞬の隙を狙って手を振りほどいた彼女がだっと走り出す。

向かった先は、

「翔ぉぉぉぉ!!」

「ん?なんー…ぎゃぁぁぁあ!!それをそっちに連れてくんなぁぁぁぁ!!」

翔も一目散に駆け出す。

「おいっ!!てめぇ、他の男のとこにいくんじゃねぇよ!!」

気づけば、全力で走る翔を彼女が追いかけてて、そんな彼女を那月、もとい砂月が追いかけているという構図になっていたのだった。

「「いぃぃぃやぁぁぁぁ!!」」


(レディも素直じゃないよね。)((な、なによ!))(素直に嫌じゃないっていえば良いのに。)((うっさい!バカ!!))



真斗×男勝りな主人公

「あんたって本当にほっそいのね。」

学園祭。
聖川たちは演劇をやることになった。ロミオとジュリエットをやることになった。聖川はロミオ、パートナーである彼女はジュリエットで衣装を作った…のだが。

「私が着るより断然絵になるじゃんか。」

ぷくっと頬を膨らます彼女。

いつのまにか彼女が着るはずのドレスは自分に着せられている。

「バカなことを言うな。俺が着てどうするんだ。」

ため息まじりに言えば、彼女はむくれっ面のままそっぽを向く。

「どーせ、いつも男みたいな女が着たって似合わないわよーだ。真斗みたくカッコいいやつとも絶対釣り合わねーし。あたしそこまで可愛くないし…」

「自分で言って悲しくはないのか?」

「悲しいに決まってんだろーが!!もう友ちゃんにジュリエット頼もっかなー…ってうわっ!!「着ろ。」はっ?「いいから着ろ」

問答無用でドレスを彼女に持たせると更衣室に放り込む。

はっきり言う。
彼女は可愛いと思う。

それを彼女自身が気づいてないだけだ。密かに彼女の男勝りなその強さと外見の可愛さとのギャップに惹かれている輩は少なくないし、自分自身も彼女のそんな性格に何度も救われているし、何よりも好いている。


「ば、バカじゃないの…!絶対似合ってない…!」

しばらくして、更衣室から彼女が出てくる。

「…っ!」

「か、固まるな!!バカ!!」

涙目でその格好で…

何から何まで反則で。

また一つ、彼女に惹かれたのだった。


(文化祭…大丈夫だろうか…(理性的な意味で)((真斗のばかやろうー!!))


トキヤ×ハイテンション主人公


「とっきやーん!!おっはよーぅ!!」

「…………。」

「あれ?トキヤー?」

「………。」

「む、無視っ!?」

「…。」

「あー、もういいよ、今日は翔ちゃんとデートするもんねーだ!!」

「…っ!!…好きにして構いませんよ。私はいつも通りに練習させていただきますので。」

「分かったよ!!しちゃうから!!デートしちゃうから!!ちゅーもしちゃうかもよーっ!!」

「なっ…!」

時すでに遅し。
むぅっと頬を膨らました彼女は自分の席へと戻っていってしまった。



放課後。


「…」

まったく身の入らない練習。

気づけばいつも引っ付いてくる彼女が頭を独占していて。

「翔とデート…です、か。」

チクチクと少し痛むこの気持ちはなんだろうか。
いつのまにか傍にいるのは当たり前だった。そして、また彼女の隣にいるのが自分なのも当たり前だった。


「おいトキヤ!!」

物思いに耽っていると、唐突にレコーディングルームの扉が開き、たった今、頭の中を独占していた彼女と一緒にいるはずの翔が駆け込んできた。

「…彼女とデートなんじゃないんですか?」

気づけばこんなことを言っていた。
素直になれなくて、ただひたすらにどす黒い感情が腹の中をぐるぐると回る。

「はぁ!?んなわきゃねーだろ!!それより、ソイツ、ここにいねーか?」

「…いませんが…?」

「くっそ…いないんだよ、どこにも…!」

「!!!!?」

無意識だった。彼女がいなくなったという言葉を受け、勝手に足が動き出す。
頭の中は、彼女と一緒に行った場所、彼女がすきそうな場所、様々な場所がぐるぐる回る。

「屋上…」

階段を一気に駆け上がり、扉を開ける。


「…やっ…と見つけた…」

背中を向けていた彼女は気付かないが、トキヤは無意識に優しい笑みを浮かべていた。


この気持ちはなんだろうか。


(そんなところで何をしてるのですか。)((と、トキヤ…))(ほら、帰りますよ)((うんっ…!))



とりあえずこの四人がぱっと浮かんだ…
トキヤはちょっとばかりツンデレ入ってて欲しい(真顔

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ