Dazzlement Heaven

□ぶっこみ箱。
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何でも箱。


この場所は、Dazzlement Heavenに関する、
・いらん設定
・どうでもいい補足
・マル秘な小話
・エトセトラすぎるエトセトラ
などの用語集に入れなくても良さ気な些細なことを書いていきます。
本当に適当です。むしろ必要のない・・・ものですね。
「あぁ、こんな設定作るくらいヒマなんやな。」くらいに思ってくだされば結構です。

勝手に増殖していきますので、気になる方のみどうぞ。





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魔法について
礼儀と優先順位
半冥界の門




































































*魔法について
この世界では必要不可欠の力、魔法のお話です。
頭の悪い私でも理解できるくらい(っていうか、私が作ったから)簡単です。
でもかなり長くなります。


まず、魔法の発動には『具現化』と『発動媒体』、『等価交換』と『力の循環』の法則が必要不可欠となります。
要するに『魔法を使う能力』『発動する道具』『必要な対価』『輪を巡って戻る場所』です。
RPGだと『魔導士』が『杖(もしくは魔石)』を装備して『MP』を消費して使う、っていうものです。

あ、循環が足りませんね。
循環は等価交換によって自然に捧げるので、そこらへんはまとめてもらって構いません。

この世界では「力」が流れて成り立っているので、力を対価に捧げるものがほとんどです。


わかりませんね。はい、私もよくわかってません。ダメだこりゃ。
で、具現化と発動媒体についてはオリジナルになるので説明しておきます。

・魔石魔導
・紋章術
・機械製術
の3つが主な魔法の種類で、ここに生まれつき魔力を持って生まれる魔導士の“血印直結魔導”を含めたものをこの世界では『魔法』と呼びます。

魔石魔導と紋章術は主に自然現象を引き起こすものなので自然との契約が必要で、この2つと血印直結魔導には等価交換の法則で相応の対価が必要になります。

魔石魔導
…魔石を利用して発動する魔法。一般的な魔法を指し、稀に“擬似魔法”と呼ばれることがある。対して魔導士が使う魔法は“真魔法”と呼ばれて区別される。
 自然現象を引き起こすものなので自然との契約が必要で、使用には等価交換の原則に則る。

紋章術
…一部の種族が使う魔法で、地面や身体の一部に幾何学模様=紋章を描き、そこに精神力を流し込んで特別な現象を発動させる魔法。
 魔石魔導と同じく等価交換の原則に則り、自然との契約が必要。

機械製術
…機械(主に武器)に魔石を仕込んで発動させる。小さな魔石を破壊して力を引き出すものなので自然との契約が必要なく、魔法に分類するのを嫌う者も多い。

血印直結魔導
…血液が魔力を持ち、吐息で魔法を発動させる。自分自身が魔力を持っているので、自然との契約は必要無い。が、力を使うためには対価が必要となる。



と、ざっくり説明するとこんなもんです。
主に東側連合では“魔石魔導”を使い、帝国側は“機械製術”と“紋章術”(のさわり)を用います。しかし西側では機械が浸透しているので、わざわざ魔法を使おう、なんて人は少ないです。

血印直結魔導以外、どんな生き物でもそれなりの知識があれば具現できます。例外もありますけど。

発動に用いるものはそれぞれ異なり、賢ければ発動媒体を自分で作ることも出来ます。
エッダは何だかんだ物好きなので、全ての発動原理を独学で研究して使えるようになりました。起源と特性を全て理解して使い分けてます。
ヤツは賢いんです。

人間の中で最も古い魔法の起源は、たまたま傷付けてしまった魔石から漏れ出た力なので“機械製術”に当てはまります。



また魔法にはそれぞれ分類があり、攻撃、補助、特殊などの作用によって分けられます。


光魔法
奇跡や祝福に属する神聖な魔法で、魔石を使用して発動するものではない。
“それっぽい”効果が得られるだけなので、魔法としての認識は低い。
使用に伴う対価が大きいため使える者はごく稀。

闇魔法
魔石を利用した、自然の力を源とする魔法。
地水火風の四大元素に光と闇を加えた6つの属性が主で、そこから生成された属性もある。
悪用すれば災害を引き起こす元凶となり得る。

灰魔法
光魔法にも闇魔法にも属さない魔法。物を動かしたり軽くしたりするもので引越しなどに重宝される。対価の逃げ道を作る術を学んでおけば使いたい放題。

裏魔法
魔法の仕組みと摂理を理解したもののみが使用できる学問魔法で、この中に灰魔法も含む。
古代語魔法として忘れ去られたものが多く現在ではあまり使われない上、光魔法や灰魔法と勘違いする者が多い。

種族魔法
種族の血族が用いることが出来る魔法。人間以外の種族が生まれながらにして使うことが出来るもので、闇魔法の中間属性なども対価なしで使用できる。
飛翼族は風、獣人は雷、樹の民は大地、泉承族は氷の力を生まれながらにして利用できる。

妖精魔法
妖精が使う魔法。悪戯から生まれ、それに使用されることが多い。
灰魔法の効果が主だが、ものによっては禁断魔法に属するものもある。妖精自身が魔力を持った生き物なので、魔石を利用せず対価も必要としない。

禁断魔法
生き物を一撃で葬ることが出来る魔法で、使用すると禁忌に触れる。
神と位置づけられる者以外が使用すると磁場崩壊が起こるとされ、恐れられている。
時空を操るもの、物を復元させるもの、呪いをかけるものなどが含まれる。


などの作用があります。
物語の初めに出てくる「羊皮紙に描かれた細長い三角錐に向かって伸びている矢印には、名前が書かれていた」や「デンゼルの底なし鞄」は灰魔法に分類され、復元魔法と呪術は禁断魔法に分類されます。











礼儀と優先順位
D.Hの世界にも、それなりの礼儀と優先すべきものがあります。
大陸共通の礼儀が主ですが、それぞれの国にも特有の礼儀作法が存在します。
それを理解していなければ田舎者とされ、一部地域では迫害されます。ただ、本篇の段階では“呪いの毒”というものが各地に広まっているので知らなくても別に平気です。

礼儀は一般的に相手を気遣い、不快にさせないものが多いです。基本中の基本ですね。
(エッダはことごとく無視し続けてますけど。)
ミスティア独自の礼儀としては「国家元首を街中で見かけても対等に接する」や「歯医者では、お金と一緒に甘いものも支払う」といったふざけたものもあったりします。(作ってて楽しかったわ。)

礼儀で忘れてはいけないのが「何を最も重要視するべきか」ですが、この世界においても重要視すべきものが用意されています。
この世界で最も敬うべき存在は“神”に当たるもので、実際に存在します。しかしほとんどの人間は、姿を見たことがない、恩恵を受けたことがない、などの理由からその存在を忘れています。
なので人間は最も尊い存在の認識基準を自分たちで作り上げ、“神”の代わりとして“眠りにつく者=死んでしまった者”を敬うべき存在と考え始めるようになりました。
そして、それと逢うことが出来る“半冥界の門”を大切に守り、それを侵食しないことが最も大切にされるべき礼儀になっています。
“半冥界の門”は記憶で成り立っているものですから、そこに色んな想いが集まってくるのです。










半冥界の門
半冥界の門・・・・アレですね。難しいやつ。
(ぶっちゃけ話、この設定は友達の案を元にしているので私はあまり理解できていません。あぁ、ダメな子。)

一般的には主に、死者に会える場所とされています。
生き物が生きている世界を「起振界」、亡くなってしまった者が眠りにつく世界を「静眠界」と呼び明確な区別をつけていますが、「半冥界」はこの二つの世界を繋げる生も死も関係のない不偏の場所のことを指します。
「起振界」「静眠界」にいる生き物の無駄な部分を省いた“記憶”が支えている、縮小世界を「半冥界」だと考えていただければ簡単だと思います。

その半冥界は基本的に“生に未練のある命の溜り場”“死を探す命が集まる場所”とされていて、死者や死にたがりの割合が高い場所です。
・・・が、それを放っておくとこの世界に存在する一定の秩序が乱れて大変なことになります。
この世界に存在する秩序というものが「循環」の法則で、明言していないだけでさり気なくこの物語の根底です。(っていうか、現実世界でも。)

それでは、D.Hの世界で「秩序=循環の法則」が乱れるとどういうことになるか。
それは生者が死者の世界に生き、死者が生者の世界を生きる、という何とも恐ろしい現象が起きます。
簡単に言うと、いつの間にか行方不明になって戻ってこなかったり、死んだはずの人が普通に生活をしている・・・ってことですね。おぉ、怖い。ホラーや。
「生を求めるもの」が「死を望むもの」と、住む世界をチェンジしてしまうという謎な現象が起こり得るのです。この世界では。
こんな現象が頻繁に起こると命に対する執着心が世界中で強まってしまい、最悪の場合は“死なない研究”の末に恐ろしい科学実験が行われるかもしれません。

そこで、とある方々が取った対策は
@みだりに立入ることを罪とする
A秩序を侵した場合は罰を与える
B狭間においては力をすべて放棄する
ことです。この話の設定でくどくど語っている「罪と罰」そして「力」というのはすべてここから来ています。
勝手に入れば「罪」になり、循環の法則を破らぬよう異界と生命界の狭間では「力」を一時的に手放し、万が一それが破られて法則を乱せば「罰」が与えられる、ということです。
(「罰」は、望む世界へ行けなくなることです。死にたくても死ねない、生きたくても生き返れない(輪廻転生もありえない)存在にされてしまいます。)

ただ「半冥界」にも、それなりにイイヒト(死者ですけど・・・)が存在するわけで。
そのイイヒトたちの力を利用したものが、移動手段として用いられてます。

移動手段としての「半冥界」
半冥界は、第2章の初めに出てくるように大陸を移動する手段として用いられることがあります。
「半冥界の門」と呼ばれる白い門を中心としたいくつかの小さな島を、巨大な鎖が繋いでいます。
約8つある門が繋いでいるのはそれぞれ別の場所で、主に緑の大陸の主要部を繋いでいます。
目的地に続く島はただ一つで、門に記された以下の暗号を理解していなければ目的地を探し出せません。
・ミスティア・・・・「我眠る自由の地、獅子の愛する花の中」
・セルゲディ・・・・「我進む理の地、聖なる剣の鞘の中」
・ウィンディアドル・・・「我望む蒼穹は、白き衣を纏う壁」
・黄金平原・・・・・・「我導く大草原、風舞う緑の行く先に」
・チェンバー・・・・「我別つ双璧の、逆巻く滝の壷の中」
・オルタナ・・・・・・「我別つ双璧は、氷の霞みを包む霧」
・大海峡・・・・・・・・大陸外のため秘密。
・ランディス・・・・大陸外のため秘密。

と、すべての門に掘られています。これを読み解くことによって、目的地を探し出すのです。
これを理解していても他の島から目的の島を見つけるのは困難で、迷子になって切ない思いをする利用者も少なくありません。意外と広いですから。
ただ現在では利用するのに起点となる国の許可が必要なので、そこで案内役や団体行動をとることも可能です。少人数で使う場合や、許可を下す国がない場合はそれなりの知識がなければ使えません。というより、使いたがりません。その方が賢明です。

第2章でこの門を使用したときはデンゼルがいたので、ミスティアからの使用が許されたのです。











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