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□氷帝テニス部裏事情
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ココは氷帝学園男子テニス部。200人以上の部員が所属している男子テニス部は強豪といわれ、部内のレギュラーになれる者はわずか8名、限られた人しかレギュラーになれない上に負けたら即レギュラー落ちで次に使われる事は二度とない。そんな厳しい部活の中で頂点に君臨しているのがテニス部部長兼生徒会長、頭脳明晰・容姿端麗・スポーツ万能の跡部景吾だ。何でもできる彼だからこそ勤まる仕事でもあった。しかしそんな彼にも一つだけ苦手なモノがある、それは恋人の忍足侑士だ。彼だけにはどぅしても勝てないのだ、もちろんテニスや成績(この間は負けたが…)や容姿や財力では跡部の方が勝るのだが、いつもいつも言い包められてしまう。

そして今日も厳しい練習を終えた跡部が備え付けのシャワールームで1人残っているとヤツがやってきた。跡部は馴れ合いは好まないタイプなので部員がシャワールームを使っている間に部日誌などを仕上げ、部員たちが帰り始める頃にシャワールームへと向かう。そんな跡部を見越して待っていた訳なのだが。
跡部が頭を洗い終え身体を洗い始めた頃に後ろのカーテンが開かれ忍足が入ってきた、跡部はもぅ全員帰ったと思っていたので少し驚いた様子だった。
「お前まだいたのか!?なんだよ?入ってくんなよ。狭いだろ!!」
「まぁまぁえぇがな〜、かたい事言わんと、最近ずっとご無沙汰やねんから。俺もぅ我慢できひんわ。」
そぅ言って腰にタオルだけとゆぅ無防備な格好の跡部を背後から抱き締め、同じく腰にタオルだけの忍足は下半身を押しつけてくる。タオル越しの跡部のお尻に少しかたいモノがあたりカァッと顔を赤くした。
「バカ!よせよ、こんな所で!!」
「じゃあどこならえぇの?部室でヤる?まだ残っとる奴おるけど?」
「バカ!!ヤらねぇって言ってんだよ!!」
跡部は怒鳴ってはみたものの
「それはアカンよ。俺のココ景ちゃんの裸見たせいでビンビンやもん」
そぅ言って更に腰を押しつけてくる。
「そんなの知るか、押しつけんなっ!!」
忍足を振りほどこうと暴れてはみるものの、なぜか振りほどく事ができない。体格差は差程ないはずなのにいつもこぅだ、悔しそうにしている跡部に忍足は
「そんなん言って、景ちゃんもホンマはアツゥなっとるんやろ??」


“図星だ”

そりゃあそんなモノ押しつけられたら変な気分になっても仕方がない。まだ15歳だし、抱きついてきているのは仮にも恋人だ。それでもそれを認めるのは恥ずかしいので否定の言葉を上げて再度振りほどこうと暴れて見せる。
「そんなわけねぇだろ、てめぇと一緒にすんな!!」
それを聞いた忍足は少々しゃくに触ったのか、少し乱暴に口を塞いだ。背後から顎を掴まれ無理矢理後ろを向かされたので痛みが走ったが拒絶する前に口を塞がれ舌を絡められる。
「…ふんん…ぁ…ん……」
激しい口付けに口を放した頃には跡部の腰は砕けそうになり膝もガクガクしていた。
「…バッ…カ…なにすんだ…てめぇ…」
息を荒くしながら言う跡部に忍足は“その気にさせたろ思て”と言ってくる。
「でもなったみたいやな、景ちゃんタオル膨れてるで?」
指摘されてカッと赤くなる、手で前を隠し俯くがもぅ遅い。
「おとなしくしとったら気持ちよぅしたるから。」
そぅ言ってタオルを取りのぞかれる。跡部は恥ずかしくて手でそこを隠して俯いたままだ。
「手ぇどかしてくれへん?景ちゃんのかわえぇトコが見えへんよ?」
「…だって…恥ずかしい…」
俯いたまま涙ながらに小声でそんな事を言う跡部に忍足は更に興奮してしまう。

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