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□欲情TRAP
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「何を考えているこんな所で!」

「僕はティエリアのことしか考えてないよ」


ニコッと、いつもの優しい笑みで笑うアレルヤの手はティエリアのスカートの中へと忍ばされ彼女の太ももを撫でさすっていた。






情TRAP





人気のない教室で後ろから抱き締められた、そのまま手は意思を持ってスカートの中へと侵入する。
アレルヤ・ハプティズムは外見も人柄もよく男女問わず人気だった。
けれどティエリアは知っていた、彼が他人の前では恐ろしいほどの猫かぶりであることを。

本当の彼は限りなく変態だった。

付き合うようになってからというもの、所構わず盛っては襲われる。
しかも、変態的なプレイもお構い無しに強要するのだ、いい加減付き合いきれない。
しかしティエリアにだって付き合った理由がそれ相応にあった。
数週間前、上級生に迫られ襲われそうになったときアレルヤが助けてくれたのだ。
恐怖に震えている自分を抱き締め、大丈夫だと何度も耳元で囁いてくれた。
そのまま心を許してしまい数日後には彼の部屋へと招かれ、告白されて頷いてしまったのが運のつき。
その日に結ばれ、恋人同士となった。
助けに来てくれたときの彼は本当に男らしくてカッコ良かったし、付き合うまでは変態な面を微塵も見せていなかった。
それなのに…


「…っぁ…やめ…ろ、変態…」

「変態なんて言葉使っちゃダメだよ、ティエリア」

「…なら、手を退かせ」


ティエリアの言葉を正そうとするアレルヤだけれど、相変らず手の動きは止まらずに太ももを這い回り、更にその上へと上がろうとしている。
左手もブラウスの上から小ぶりな乳房を揉んでいた。


「ん…や、って…」

「えー、でもティエリアも気持ちいいこと好きじゃないか」

「そんなわけ、な…」

「ふーん、そうなんだ」


ティエリアは墓穴を掘ってしまったことに気付く、アレルヤが耳元で微笑むのが分かった。


「じゃあ、君がどれくらい気持ちいいことが好きか今から教えてあげるね」

「…い、いい!」

「遠慮しなくていいよ、僕は君のいいところを誰よりも知っているんだから」

「ぁ、やぁ…ッ!!」


アレルヤはそう言いながら下着の上から蜜口をなぞる、その指の動きに身体を震わせ啼く彼女。


「もう濡れてる…」

「ちがっ…!」

「でもクチュクチュいっているよ?」

「や、やめッ!!」


濡れ具合を知らしめる為にわざと音をさせてなぞるアレルヤに、やめるよう訴えたけれど聞いてもらえなかった。
既に左手はブラウスの中へと忍び込み、下着をずらして素肌の乳房を揉み込んでいる。


「ねぇ、どう?気持ちいい?」

「よくな…」

「本当に?」


こくこくと頷くけれど、これが更に墓穴を掘る結果となるのだ、


「まだ足りないんだね、まったくティエリアは欲張りなんだから」


フルフルと首を左右に振るけれど、意味をなさない。
下着の隙間から侵入してきた指が直に蜜口を啼かせ、彼女を啼かせる。


「や、挿れるな…っ!」

「飲み込もうとしているのは君の方だよ」

「そんなわけ、ない…」

「ほら、ヒクヒクしているじゃないか」

「んく、ぁあ…や」


指を挿入されて身体を震わせる、けれど感じているとは認めないティエリアを更に追詰めることを言うアレルヤ。


「ティエリアは指より舌の方が好きだものね」

「…なにを言って…まさか…」

「君のそういう察しのいい所、大好きだよ」

「やめろ!!」


アレルヤは教室の机の上へと彼女の背中を押し付け、足を持ち上げた間に身体を滑り込ませる。
そうすると彼女の秘部はアレルヤの目の前へと晒されてしまい、暴れようとしたけれど足首を掴まれて阻まれてしまう。


「あれ?今日可愛い下着だね、脱がせやすいし」


ティエリアの下着はよりによってサイドに結び目をこさえただけの、無防備な紐パンであった。
これではなんの防御力もなく、簡単に脱がされてしまう。
直ぐにアレルヤの手に寄って片方の紐が解かれてしまい、蜜口を覆っていた布はペラリと捲られ湿った陰毛と愛液塗れの蜜口が露わになる。


「いい匂い…」

「ヘンタイ、ばか…死んでしまえ…」


悪態を弱々しく呟き恥ずかしさに顔を背ける、教室の机に寝かされ彼氏とはいえ男子生徒に向けて足を開いているのだ、恥ずかしくないわけがない。


「舐めてもいい?」

「聞かなくともするんだろ」

「もちろん」

「ひッ…」


ピチャピチャと濡れた音を響かせ蜜口に舌を這わされる、教室に響く音に耳を塞ぎたくなった。


「凄く甘いよ…」

「ばか、破廉恥なことを言うな!」

「本当だよ、ほら」

「…んんッは…!」


アレルヤは先ほどまで舌を這わせていた箇所から顔を上げると、彼女の身体に覆い被さりキスをする。
舌を絡めるような濃厚なキスだった。


「どう、君の味。美味しい?」

「ウマいわけないだろ!!」

「そう?僕の大好物なのに」

「死ね」


アレルヤの変質的なセリフに悪態をつくティエリア。
再び顔を下ろして口淫を始めるアレルヤ、ティエリアが視線を下げるとスカートの中に顔を埋めている彼の頭だけが見え隠れして羞恥が限界を超える。


「やだぁ…もう…」

「挿れて欲しい?」

「ちがう…もうやめろ…」

「また嘘をついて…」


濡れたティエリアの蜜口へ指を三本挿入し、掻き混ぜながら陰核を甘噛みする。


「やぁ!アレルヤ…ここでは…だめだ…」

「じゃあ、今日うちに来てくれる?」

「……アイツは…、いないのか?」


彼女は考えた末にそう問いかける、


「ハレルヤのこと?いたら困ることでもあるのかい?」

「…声が…」

「聞かれてしまうからイヤなの?」


こくこくと頷くティエリア、ハレルヤは二人の関係を知った上でからかったり、チャチャ入れをしてくるので彼の居るところで性交に及ぶのは嫌だった。
実際に何度か性交の場面でアレルヤの部屋を訪ねて来た事のあるハレルヤ。
双子は気にした風もなく会話を続け、アレルヤの腕に抱かれていたティエリアだけは動きを止めないアレルヤの腰の動きに喘がされていたのだ。


「アイツがいるなら嫌だ…」

「僕の弟なのに、そんなこと言わないで欲しいな」

「だからと言って…」

「じゃあ今度ハレルヤにも参加して貰おうか」


笑顔で凶悪なことをいうアレルヤに涙目で首を振った。


「そんなの無理だ」

「どうして?ハレルヤもティエリアのこと気に入っているみたいだし、僕ばかり君を独り占めできないよ」

「そういう問題ではないだろう!!」


ティエリアは瞳に涙を溜めて怒った、それをアレルヤは楽しそうに見ている。


「まあ冗談だけどね、君を抱いていいのは僕だけだよ。他のヤツに足を開いたりしたら僕、君の事、殺しちゃうかも」


笑顔で言うようなセリフではないけれど、そんな言葉をニコニコしたままいうから怖い。


「そろそろイキたいよね?本当は僕も今すぐ君の中に入りたいけれど、うちに帰るまで我慢してあげるよ」

「…ゃ、ぁあぁぁ!そこ、吸うなぁッ!!」

「はいはい、此処だね」

「いぁあぁァァ―――ッ!!」


中の指を折り曲げ、感じる箇所を擦りながら再び陰核へ口を落とし思い切り吸い付いた。
ティエリアの口から悲鳴が上がると同時に蜜口から吹き出た潮はアレルヤに頬へと飛び散る。


「あーあ、また気絶しちゃった」

「テメェ、またかよ…」


足を開いたまま気絶しているティエリアを見下ろして、頬に飛んだ彼女の液を指で掬い舐めていると、後ろから声がする。


「あ、ハレルヤ」

「お前、いい加減にしとけよ。俺が人払いしてなかったらばれてたぜ?」

「そんなの君を信用してのことに決まっているじゃないか」

「で、何だよ?」

「ティエリアをうちまで運んでもらおうと思って、僕は帰ってから彼女を抱く為に体力を温存して置きたいから」

「………」


悪びれもなく自分勝手なことをのたまうアレルヤに、ハレルヤは無言になった。


「嫌なのかい?折角ティエリアの事後処理をさせてあげようと思って呼んだのに」


蜜口を露わにしたままのティエリアをハレルヤへと見せつける。
ハレルヤは二人の許に歩み寄った、彼女の事後処理と銘打っているアレルヤを一瞥してからティエリアの股ぐらに顔を埋めるハレルヤ。


「ハレルヤもティエリアもいい子だね」


机の椅子に悠々と座りながら二人の様子を眺め下ろしアレルヤは囁いた。





End

2008/07/28
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アレルヤのターン。


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