□【眠る君に】(照翔)
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照井はいつもの様にドーパントの調査の依頼に探偵事務所へと訪れる。

だが、フィリップは違う検索に夢中になっていた。

それが終わるのを待つことにした照井はソファーに腰掛ける。

静かな空間に居るせいか、照井は睡魔が襲ってくるのを感じた。





「たっだいま〜」


暫くして翔太郎が両手に荷物を抱えて帰って来た。


「フィリップはまだ検索か。ん、照井?」


部屋を見渡していた翔太郎の目に照井の姿が映る。


「珍しい、コイツが寝てるとか」


ただ、いつもと違い、照井は眠っていた。


「疲れてんのか?」


荷物を傍らに置くと、ソファーに寝そべる照井に近付いて様子を見る。

穏やかに眠っていて、普段はじっくりと見れない顔に思わず翔太郎は食い入る。


「…なんか、モテんの解る気ィする」


照井の整った顔に胸が轟く。

そして、誘われるかの様に唇にキスを落とす。

ゆっくりと唇を離し、余韻に浸りかけるも、


「俺、何してんだ…」


自分がしたことにハッと気が付いた翔太郎は、顔を赤くしながら慌てた様子で席を立ち、部屋を出て行った。

翔太郎が部屋から遠ざかると、寝ていた筈の照井がゆっくり起き上がる。


「///」


その顔は翔太郎同様赤かった−





end



−−−
実は途中から起きてた照井(笑)


2011.09.04
 

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