□【傷付くのは】(照翔)
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「君は馬鹿だ」


「…ああ、そうかもな」


照井が言った言葉に苦笑いを浮かべる翔太郎。


「でも、依頼人は護れただろ?」


なら、俺は馬鹿でもいい−そう言葉を続ける。


「少しは俺の気持ちにもなってくれ」


照井は悲痛な面持ちで翔太郎を見る。


「ごめんな…」


そんな照井に翔太郎は謝ることしか出来なかった。





君が怪我を負う度に傷付くのは君の身体かそれとも俺の心か−





end


2011.09.05
 

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