おお振り
□追跡者(チェイサー)
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田島と三橋は、花井から居場所を聞き、漸く2人と合流できた。
「はぁ…何で、こうやって会うだけでこんな大変なんだよ」
「ま、細かい事はいーじゃんっ。こうやって会えたんだし」
何も悪くないように笑う田島。
8割方、田島の責任であるような気もするが。
「元はと言えば、お前が勝手に切るからなんだぞ!?」
「だーかーら。さっき謝ったじゃんか!」
横で2人が口喧嘩をしているのを聞きつつ、阿部は、三橋に話しかけた。
「三橋。取り敢えず、その2人を追っかけんなら、商店街にでも行ってみようぜ」
話しかけられるとは思っていなかった三橋。
少し、ビクッという反応した。
「あ…お、俺は、それで良い、けど。田島君が、行きたいって言ってたから…」
驚きはした三橋だったが、少しつかえながらも答えた。
とは言え、やはり田島の意見を踏まえて、ではあるが。
「おおっ。俺もそれで良いー!」
田島は、ビシッっと腕を上げ、大声で叫んだ。
「ちょっと待て。もう、つけるって決まってんのか!?」
多少の反発を試みてみる花井。
だが、走り出した田島に腕を掴まれ、花井も強制的に連行された。
そして、その後を三橋と阿部が、駆け足で追いかけて行った。
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結果、4人はめでたく野次馬となりました(笑)
田島君がいると、本当に話が進みやすくて助かりますね←
ほんと、ボケは1人くらいいないと駄目ですよw