野生生活

□鉄生、波乱の1日D
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「…とまぁ、それによりまして、教授の喉に詰まっていた異物の除去は完了しました」


さっきの出来事を、陵刀は包み隠さず説明した。


(あぁああ!平波、ぜってー怒るぞっ…どうすんだよ!)


あわあわ焦り、叫ぶ鉄生。
が、そんな鉄生の心の叫びは杞憂に終わった。
平波が、平然な顔をしていたからだ。


「いやぁ…そうか」

「へ、平波?」

「流石は陵刀教授!医師免許を持っているだけはあるな!いやぁ、良かった良かった」


今度は、にこにこと笑いながら、満足そうに言う平波。


「いえいえ、それほどでも…」


陵刀は、大袈裟なほど謙虚な姿勢を見せている。
そんな陵刀に対し、鉄生は、あんぐりと口を開けて呆けている。


「それじゃ。鉄生くん」


ぽんっと鉄生の肩を軽く叩くと、陵刀は鼻歌を歌いながら、部屋から出ていった。


「陵刀教授は変わっておられるから、少々疑っておったんじゃが…わしも無事助かったのだから、問題ないだろう」


わっはっはーと、大声で笑っている平波。
鉄生は何も言えず、その場に立ち尽くしていた。



/////


最後の方(陵刀、説明する)は、削っちゃっても良かったかもとも思いました←

個人的には、陵刀先生が好きです(はぁと
面白い…ってか、楽しいんですよね、書いててw


これで、漸く完結です
ここまで読んで下さって、有難うございました!
 

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