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外を見ると
一面真っ白な雪景色。


そんな日は…
やっぱり雪遊びです!











「見てみい!どうじゃ!」


そう言って龍馬さんは作った雪だるまを見せてくれた。

大きい雪だるまと
小さい雪だるま。

寄り添うように
並べられていて…


「わぁ!かわいい♪もしかして…恋人同士ですか?」


「にっしっし!そうじゃ!このちっこいのがおんしで、このでっかいのがわしじゃき!」


そんな龍馬さんの言葉に
照れて俯く私。


龍馬さんには敵わない。





「にししっ!おんしのその顔はまっこと可愛らしいのぅ!そんなら、このちっこいのも赤くせんといかんの!」



そう言ってクワの実でちっちゃい雪だるまの頬を赤く染める龍馬さん。



「私だって龍馬さんの照れたお顔も好きです!」


私も負けじとおっきな雪だるまにクワの実をつけた。



頬を真っ赤に染めた
2つの雪だるまの前で

私たちも頬を染め、
寄り添い合う。












「…風邪を引かぬ内に中に入るぜよ///」


「そ、そうですね///」




───パタン




私たちに残された後も
2つのシルエットは
いつまでも、
寄り添い合っていた。





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『白と赤』


冬の白さに、赤がさす。


また今日も

雪だけじゃなく貴方が

私の頬を赤く染めるの。





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