dream
□1等星
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少女は悲しげに窓に映ったイヤリングを眺める
ガラス性でできたものらしい
鮮やかに透けている
小指の先程の大きさでつやつやとした丸形である
これがかなり大事なものらしい、少女はまるで触れてはいけないもののように扱う
玉を付ける金具が少々傷んでいるっぽい
手作り感溢れる雰囲気だ
少女の足元には小さめのトランクス
遠路遥々こんな所まで来たのだろう
時間がどれだけ経っても少女は窓を見続ける
ひたすら遠いどこか別の世界を眺めるがごとく
この先に何があるだろう
私はたどり着けるのかな
こんな広い世界で、君を見つけることが出来るのかな
どこにいるの
教えてよ
私、会いに来たんだよ
君に
もう一度やり直したくて
ずっとずっと遠い所から
ねぇ…
お願い
君の声を
聞かせて