dream
□猫物語3
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3.★★★★★☆☆
「はぁ…」
部屋で大きくため息をつく翔
窓に激しく雨が打ちつけ、嵐なのか風が強くガタガタとなる
「どうしたんですか?」
あの光景を見てしまった那月はどこか遠慮するように言った
「なんかさ…どうすればいいのか分かんないんだよ」
「ジュリアちゃんのことですか?」
翔は驚いたように那月の方を見た後黙り込んだ
「やっぱりそうなんですね」
「那月…?」
どうしてそんな顔するんだよ
お前、まさか…
「水着なんか着られたら誰でも接し方に困りますよね〜!あははっ」
なんだ、そのことか
良かった
俺の気持ちがばれてしまったのかと思った
「ささっ翔ちゃーん、お休みの時間ですよ〜」
「あっこら!勝手に電気消すな!」
「お休みなさ〜い」
「まだ着替えてねぇぇええ!」