dream
□hunter
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…番…一体誰なんだ
クラピカは番号札を指先でくるくる回した
1章 銀色の敵
4次試験2日目の朝、朝日の光が試験会場である森を明るく照らし出した
どこよりも高い木にキラリと光るものが見える
首から下げた群青色に輝くそのペンダントを懐にしまい、少女はうんっと伸びをした
「この試験に…合格してみせる…」
立ち上がった少女の髪は銀色だった
肩まで伸びるその髪を手ではらう
動きやすいよう余分な所を取り払った袴を身につけており、袖には藤色のグラデーションが浮かび上がっていた
細い手には番号札、少女は微笑みすら浮かべ、瞳をハンター色に染まっていくのだった