復活SS

□ボンゴレ童話集
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もしも骸が赤ずきんだったら
(白骸雲)



骸「子供を一人で行かせるのがまずおかしい
森に狼がいると言うのに一人で行かせますかね?

そして祖母は、
何故狼が蔓延る森の中でで今まで生活出来ていたのか
いつ食い殺されても可笑しくはないはずです」


白「うんうん、
大変そうだね、赤ずきんちゃん

独り言なのかな?
随分、説明口調だけど」


骸「…君は?」


白「僕は銀狼の白蘭
気軽に白蘭(はぁと)って呼んでね?」

骸「きっしょ」

白「酷いっ!
あ、キッシュときっしょって似てるよね」

骸「字面だけじゃないですか
今、全然関係ないですし」

白「僕、思ったことをつい口に出しちゃうタイプなんだー!
君は何してるの?」

骸「森にすんでいる叔母のお見舞いです」


白「そうなんだー
僕はお散歩なうだよ!」

骸「そうですか
では、さよなら」

白「えー!
もう少しお話しようよ!」


骸「黙れ、犬畜生
貴方にかまってる暇など僕にはないのですよ
さっさと行って帰りたい」


白「待って、待って!
あっちに綺麗なお花畑があるんだよー!
花でもつんでいったら、どうかな?」


骸「鈴蘭はありますかね?」

白「…あるんじゃないかなぁ?」


骸「(鈴蘭で毒殺…、いけますね)
教えてくれてありがとうございます」


白「わー、
そんな棒読みで、お礼言われたの初めてだよ!」




〜30分後〜

骸「(鈴蘭…ないじゃないですか、全く)
スペード、孫の骸です。
…具合は大丈夫ですか
入りますよ?」


白「大丈夫だよー
赤ずきん」


骸「(明らかスペードじゃない…)
てか、さっきの狼でしょう」

白「あれー?
もうばれちゃった?
ちゃんと服、着てるのになぁ」


骸「ばれるでしょう!
変装らしい変装もしてないですしっ!
服着た程度でバレないとでも!?」


白「バレちゃったなら仕方ないよね、食べちゃおう!
(性的な意味で)」


骸「ちょ…、やめなさい!」

白「僕は狼だからね!
とっても強いんだよー!」

骸「クハっ!?
だ、誰かっ…」

雲「やめなよ、狼」

白「ぐはっ!?」


骸「(い、一撃!?)
た、助けてくれてありがとうございます」


雲「お礼は君の体で払ってもらうよ
君はまた子供だから、金も持ってなさそうだしね」

骸「は?」

雲「いただきます」

骸「結局どちらもバットendじゃないですか!
ちょ、あーっ!」



男は狼なのよー
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