鬼灯の冷徹SS

□白澤受けSS
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桃たろー母さん
(桃白)



白「おはよう…」

桃「おはようございます
…あんた、また二日酔いですか」

白「あ、分かる?
流石、桃タロー君だね」

桃「今のあんたの顔みたら、誰だってそう思いますよ」

白「そんな酷い顔してる?」

桃「してます」

白「困ったなー、接客業なのに
こんな顔だと女の子に心配されちゃう」

桃「あんたね…!」

白「あははー…
冗談、冗談」

桃「何か飲みますか?」

白「んー、じゃあお願い」

桃「体の調子はどうですか?」

白「不調かな?
頭が少しくらくらして気分が悪い」

桃「…白澤様」

白「…ん?
どうかした?」


桃「吐くまで飲まない!
自分の限界を知って下さい」

白「え、どうしたの急に」

桃「急じゃありませんよ
俺は以前からずっと言って来ました!」

白「あー、そうだったかな?」

桃「あんたを心配する人達だって居るんだからな!」

白「桃タロー君みたいに?」

桃「喧嘩売ってるんスか」

白「ひゃめへ、桃タロー君
頬っへたいひゃい!」


桃「ちゃんと反省したら、やめてあげますよ」

白「わ、わかっひゃひょ」

桃「本当ですか?」

白「ほんひょ!」

桃「まったく…」


白「今度から、
桃タロー君も連れてけばいいよね
僕のこと止めてくれるんでしょ?」

桃「全然反省してないじゃないですか…」

白「えー…、だめ?」


桃「駄目です
飲むならせめて、店で飲んで下さいね」

白「…はぁーい」


桃「どんだけ心配したと思ってるんですか?
連絡くらいしてくださいよ」

白「本当に心配してくれてるの?」

桃「…?
当たり前じゃないですか」

白「…謝謝」

桃「(どうしたんだろう
急にしおらしくなった…)」

白「…母親ってこんな感じなのかなー…?」

桃「…殴りますよ?」
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