銀色と蒼紅

□出会いっていつもいきなり
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万事屋の三人はいつものように家でのんびりしていた。


「銀さん。いい加減仕事してくださいよ」


掃除をしながら言うこの人物は駄眼鏡こと志村新八。万事屋のツッコミ担当だ


「仕事って言ったって依頼がないじゃん」


いかにもやる気がない声で返事をしたのは万事屋のオーナーの坂田銀時


「依頼探してきてヨ銀ちゃん。私もう酢昆布がなくなるヨ」


酢昆布の心配をするのは万事屋紅一点・歌舞伎町の女王こと神楽


「んなこと言ったって無いものはしゃあないだろ。我慢しろ」


今万事屋には依頼がなく食料もつきかけていた。
けれども銀時は依頼を探しに行く様子もなく、ただただのんびりとしていた。


ピーンポーン・・・


玄関のインターホンがなった。

「依頼人でしょうかね」

「新八でてくるヨロシ」

「依頼人には愛想良くしろよ」

「わかってますよ」


そういいながら新八が戸を開けると立っていたのは一人の男性でどうやら依頼らしい。


新八は依頼人を居間へ通すとお茶を淹れに台所へ行った。


「それで依頼内容は・・・」


銀時がソファーに腰を下ろしながら依頼人に依頼内容を聞いて丁度その時に新八がお茶を淹れてきた。


「実は最近私の家の物が無くなる事がありまして・・・主に食料なんですけど・・・・」

「それも私の家だけでは無いそうなんです」

「ではその犯人を捜してほしいと」

「はい・・・」

「銀ちゃん受けるアルヨ!人の米をとるなんて最低ネ!」

「神楽ちゃん米だけじゃないからね」

「うるせぇヨ駄眼鏡」

「恐っっ!!」


食料もつきかけていたのでその依頼を受ける事にした。









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