7thB.V
□Perfume
1ページ/1ページ
「ねぇ、フレディのことどう思う?」
「ふー…う?」
質問の意味が分からない影の私は、こてんと首を傾げた。
*Perfume
赤い目がくりんと不思議そうにこっちを見ていた。
生まれてからずっと暗いあの修道院にいた所為で、言葉を知らなかった。少しずつ言葉を覚えているけれど、長め舌をうまく使うことが出来ないみたいで、舌っ足らずになってしまう。
その所為で、同じ顔をしているのにどこか幼く見える。
「れなぁ?」
「なぁに?」
赤い目に、自分の顔が写り込んだ。
ルビーのようにきれいな瞳。純粋で疑うことを知らない影。
そんな影に私はどう写っているのだろう。
白くて柔らかい頬をつんと突っついてみたら、きゃあと擽ったそうに笑った。
「ふふ。かわいい」
「むぅ……れな!!」
「きゃっ!?」
擽ったさに我慢できなかったみたいで、影が覆い被さってきた。ソファに押し倒されたみたいになって、影が上から見下ろしてくる。ぷくりと膨れた頬を見て、くすくすと笑った。
「れなぁ?」
いつでもまっすぐに、自分の思った通りに行動する。影は、私と同じはずなのにやっぱり違う気がする。
「あなたを見習おうかな」
「なぁにぃ?」
「好き…好きよ」
「すぅ…?」
「そう、大好き!!」
ぎゅうと影を抱きしめる。きゃあと嬉しそうに、蜂蜜色の髪が抱きついてきた。
ふんわりと甘いにおい。
影のにおいは野いちごみたいで、真っ赤でかわいい感じ。
央魔になってから、においに敏感になった。ひとりひとり違うにおいに驚いた。
「優しくて、あったかいにおい」
年下なのに大人っぽくて、しっかりしていて、あの灰色の目はいつも優しく私を見てくれる。
「だーいすき!!」
「きゃあ!!」
あの灰色の目が驚いてくれることを想像したら、とてもわくわくした。
「すき、れなぁ!!」
「もちろん、私も大好きよ」
きゃっきゃと喜ぶ影は、とっても可愛い。ぺろんと出した舌が、私の顔を舐めた。擽ったくて笑うと、影はぎゅうとくっついてくる。
体温は低いはずなのに、ほんわりとあたたかい。
この想いが届くかどうかは分からないけれど、届けよう。
「だけど、やっぱり届くといいな」
「れなぁ?」
「なんでもない!!」
end
やっぱり、レナレナがにゃんにゃんじゃれてるのを書くのは楽しい!!
ひたすらじゃれているのが書きたかっただけです←←
一応、フレレナ?
ちなみに、これを実はアーウィンとフレディが覗いてたらいいと思うwww
そして、あまりの可愛さに悶絶すればいいwwwwwww