[妖シリーズ/キャラクター紹介]
■角野彰(かどの・あきら)
外見は30代後半、角野すみれの夫。
都内某所にある、邸宅レストランのオーナーシェフ。
調理技術は超一流で、古典フレンチをベースにした創作懐石に
定評がある。妻のすみれと、遠縁の娘にして愛弟子のパティ
シエール・繭を溺愛。実の親から引き離し、養女に迎えた。
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■角野すみれ(かどの・すみれ)
30代なかば、角野彰の妻。
都内某所にある、邸宅レストランのマダム・ソムリエ。
宝飾デザイナー時代にフランスで角野彰と知り合い、結婚。
レストラン開業後は内助の功を発揮し、調理も手伝っている。
画廊の女主人・エレーヌの愛弟子にして「愛娘」でもある。
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■川原/高橋百合子(かわはら/たかはし・ゆりこ)
30代前半、角野すみれの親友。
セレブ専門のカリスマ美容師として活躍し、都内の自宅
マンションに専属モデルの少女・さやかを同居させている。
画廊の女主人・エレーヌの愛弟子にして「愛娘」でもある。
よってすみれとは姉妹のような間柄であり、愛人関係も持つ。
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■角野繭(かどの・まゆ)
20歳前後、角野夫妻の養女。
角野彰の遠縁の娘で、夫妻が経営するレストランの専属
パティシエール&ギャルソニエとして住込みで働いている。
本名は「東海林真由」、角野彰との血縁はなく、本来の
記憶をすべて失っている。リオン(礼央)の初恋相手。
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■さやか
13歳前後、川原百合子の同居人。
カリスマ美容師として活躍する百合子の専属モデルであり、
年下の「愛人」でもある。本名は不明、実年齢は繭と同程度。
記憶の喪失はなく、百合子との同居後も自意識を保っていた。
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■高橋理遠(たかはし・りおん)
9歳前後、画廊の女主人・エレーヌの孫。
難病のため学校には通わず、母方の祖母であるエレーヌの
もとで療養をしている。本名は井原礼央(いはら・れお)。
エレーヌとの血縁はなく、本来の記憶をすべて失っている。
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■エレーヌ
60歳前後、正式名はエレーヌ・ブランヴィリエ・高橋。
ベルギー出身のフランス育ちで、日本人の画商と結婚。
夫亡きあとは画廊を引き継ぎ、難病を抱える孫を養育中。
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■梅澤正造(うめざわ・しょうぞう)
80歳前後、元医学博士にして油彩画家。
精神科医として研究一筋の人生を送ってきたが、現在は
油絵に没頭している。リオンの家庭教師でもある。
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■宮田勝郎(みやた・かつろう)
40代なかば、グルメ・エッセイスト。
角野夫妻が経営するレストランのソワニエ(最上級顧客)。
百合子に恋心を寄せていた。陽気で快活、話が上手い。
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■佐久間義行(さくま・よしゆき)
40歳前後、婦人誌の編集長。
古くからの友人である宮田から招待され、角野夫妻が経営
する隠れ家レストランへやってきた。
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■井原誠二(いはら・せいじ)
40歳前半、食品系の大手商社勤務。
礼央(リオン)の父親であり、角野シェフの元同僚。
息子の行方を捜し、角野夫妻のレストランへやってきた。
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■井原さつき(いはら・さつき)
最終話にて40代なかば。
井原誠二の2番目の妻であり、礼央(リオン)の母親。
行方不明になった夫と息子の安否を気遣い続けている。