FF7CC −TEARS OF THE PHONIX

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新羅カンパニーのビルの屋上

俺はここから見る夕日が大好きだった





第二話  The sitting sun





「先客がいたか…」


いつものごとく俺がビルの屋上で夕日を眺めていると奴が現れた。


「ジェネシスか
珍しいなお前がこんな所に来るなんて」


「俺がここに来るのは以外か?」


「いや、こうゆう静かな場所はお前が好みそうな場所だな」


そう言うとジェネシスはフッと鼻で笑った。


「あーあ、お前に見つかるとはな…
ここ、俺のお気に入りの場所だったのに…」


「つれないな。
俺に見つかるとまずいものでもあるのか?」


「いや。ただ、お気に入りの場所ってのは秘密にしておきたいもんだろ。
誰かに譲りたくないじゃん」


「そうだな…。

だが、残念がるのは俺の方だと思うんだが?
ここは俺の方が先に見つけていた」


「違うね。絶対俺の方が先だ!」


「言っておけばいいさ。俺が先に見つけたのは変わりない」


ジェネシスはフッと鼻で笑う。
相変わらずムカつくなぁ。でも俺にはこの勝負に勝てる絶対的な自信があった。
それは…。


「俺は入社してすぐの頃に見つけたんだ」


「…」


どーだまいったか!俺はジェネシスより先に入社したから俺が入社してすぐに見つけたってことは、必然的に俺の方が先に見つけた事になる。


「フッ」


こいつ!鼻で笑いやがった!!何そんなにムキになってんの?バカじゃねぇ?とでも言わんばかりの目してるよ!(泣)


「何をそんなにムキになる。この場所がお前のものというわけじゃないだろ?」


ほら!いわんこっちゃねぇ!!いーよ、お前はそういう奴だよ。前から知ってたよ!
だけど今は…。









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