FF7CC −TEARS OF THE PHONIX
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第四話 Friends
アンジールがいなくなってひと月がたった。
それなのに何の連絡もない。
そんな中、彼も裏切ったのではないかという噂が立っていた。
「有り得ない。あいつはそんな事する男じゃない。
お前もよくわかってるだろ?」
「どうだか」
ここはセフィロスの自室。
シンプルできれいな部屋はあいつらしいが、逆に何もなさすぎて不自然にも思えるほど家具が少ない。
本人曰くなぜこれ以上の家具が必要になるのかがわからないだそうだ。
「そう言えば、アイツもお前と同じ事を言っていたな」
「アイツって?」
そう聞くと、俺が入れた紅茶を一口すすってからザックスと短く答えた。
なぜ、客人である俺が茶を入れなくてはならないのかはおいおい話すとして…。
俺は納得してうなずく。
「あぁ、そうだろうな。アイツはアンジールの教え子だからな」
いつも、アンジールと一緒にいたツンツンヘアーの子犬を思い出す。
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