FF7CC −TEARS OF THE PHONIX

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第六話 Surprise attack


ウータイ戦争終結。そして、ザックスが念願のクラス1stに昇格した。
アンジール達はまだ戻っていないとは言え、祝い事だ。何かザックスにおごってやろうと思ってたのに…


「なんだってこのタイミングで襲撃仕掛けてくんだよ。狙ってんのか?ジェネシス!」



そう言って力任せに雑魚どもをなぎ払う。イライラがMAXに達した紅埜に勝てる者などいない。



「どいつもこいつも弱っちいんだよ!コピー造るんだったらもっとマシなの造りやがれ!」



そう言っている間に何体ものコピーや兵器が倒されていく。まさに地獄絵としか言いようがない。

いつしか周りには動くものはいなくなっていた。



「流石、阿修羅王の異名を持つ紅埜コピーたちの方が可哀想だな」



物陰から一人の男が現れる。
セフィロスが社長室に向かったと聞かされりぁ俺はここに来るしかないだろう。



「なんであんたがここにいんだ。長期出張に行ってたんじゃなかったのかよ、ルーファウス」



「ちょっと出張から戻っていてね。直ぐにまた出かける。邪魔だったかな?」



「邪魔どころかいい迷惑だ。あんたがここにいる限り俺は暴れらんねぇじゃねぇか」



その答えにルーファウスは、もう暴れてるじゃないかと笑った。



その時やっとタークスのツォンとイリーナが副社長室に駆け込んできた。



「おせぇよツォン。ここの敵は全部殺ったぞ」



ムカつくからイヤミも込めて言ってやる。



「凄い。ここの敵全部あの人がやったんですか」



イリーナが感嘆の息を漏らす。



「つべこべ言ってねぇでコイツのお守り代われ。俺はまだ暴れたんねぇんだよ。
それからツォン、ホランダーを捜せ。ヤツがコピー製造に絡んでるのは間違いない。以上だ」



そう言い残すと次の獲物を求めて足早に部屋を出て行った。


「何ですかあの人。感じ悪いです。上から目線だし。しかも副社長をコイツ呼ばわりって何様ですか」



「文句は言えないなイリーナ。来るのが遅かったのはこちらだ…副社長、ご無事ですね」



「ああ。ソルジャーに先を抜かれたなツォン」


「申し訳ありません。副社長が戻っているとの情報が伝わっておりませんでした」



「いいさ。親父にも伝えていなかったからな。その情報を掴むなんて流石タークスと言うべきか」


「と言うことは紅埜は…」


「ああ。直感でここへ来たらしい。
しかしずいぶん荒れているな。何かあったのか?」


「…色々と…」










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