DREAM 恋海 シン

□初めて
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※キャラ崩壊です。ファンの方ほんとにすみません













「嫌だ。」


『わがまま言わないでください!』


「無理だ」


『もぅ!皆見てるじゃないですかぁ!』


「気にするな。公認だ」


『そういう問題じゃないし、気にします!!』




シリウス号の最近の今朝のやりとりはこのように始まる。




「誰も公認してないんだけどなぁ」


ソウシが頬杖をつく。



「ほんとですよ!」


それに合わせてトワは食べ終わった食器を重ねた。



「ジュンがシンを好きならばと思ったんだが…」


ナギは怪訝そうな顔でシンを見つめた。



「あーんてジュンが食べさせてくれないとご飯食べないなんて認めらんねー!!」


ハヤテが口に物を目一杯詰め込んで抗議にでる。




食べ終わった皆は口々に文句を言いながら流し台に食べ終わった皿を置いて食卓戻ってくる。



「あんまジュンちゃんを困らせちゃいけないよ」


『ってソウシさん何口開けて待ってんですか。』


「あ!ソウシさんずるい!」


『だから皆口開けてこっち向かないでください!』


「お前、俺にはあーんできないくせに…」


シンが懐から拳銃を取り出す。

『俺にはって!私は誰にもあーんした記憶ありません!』




「ふふ、誰がジュンからの初めてのあーん頂くんだろうね」


『ちょ!ソウシさん!皆を煽るのやめてくださいよ!』


「ジュンの初めては渡さねぇ!!!」


「ジュンの初体験は付き合っている俺に権利がある!」


『ちょ!ちょっと!なんか初体験て言い方嫌すぎる!!!』



「…初、体験…か。」


『ナギさん変にためて言わないでください!!!』


「昼間からそんな、淫らな!」

『トワ君お願いだから人の話し聞こう?』


「でも初めてってやっぱり大切だからジュンちゃんが自ら相手を決めるべきだと思うんだよね。」


『だから!誤解の生む言い方すんな!』




「そうだよな…。そんな大事な初体験を渡さないとか、勝負だとかじゃないよな。俺たちが間違ってた。」


『…ハヤテさん。人の話し聞かなさすぎて憎しみすら湧きます』


「すまなかった。ジュン。チンチクリンで処女のお前に無理矢理なんてしないから」


シンは自分でご飯を食べだす。


『自分でご飯食べてくれるのは嬉しいけど、あんた自分の彼女ぼろくそ言い過ぎだろ』







「ははは!偉いぞシン!」



『船長居たんすか!!てかこいつらにどんな教育してんすか!!』



「「「偉いぞ、シン!」」」





『…。』






船を降りることを心に決めたジュンであった。
 

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