PLAYBOY×PLAYGIRL

□Data04-case by-jiro.A-
1ページ/3ページ


昼休み、屋上で退屈を凌いでいたら、携帯が振動した。
口元に笑みを浮かべながら、新着メールを開く。しかし、雅の表情が一瞬強ばった。

「芥川って誰だっけ?」





Data05
case by-Jiro.A-






部室に着いて扉を開ける。
そのまま中に進むと、ロッカーの前のソファで寝ているジローを見付けた。
ふわふわ金髪な、いつも寝ている奴。覚醒している姿なんて、見た事がない。
こいつか…と思いながら、寝ているジローに話し掛ける。

「ねぇ」

軽く揺すると、ジローは眠たい目を擦りながら目を覚ました。

「んあぁー…」

大きな欠伸を一つ。
そして、雅に気付くと、嬉しそうな笑顔を浮かべた。

「雅だぁー」

(何だこいつは…)

人懐っこそうな笑顔に、雅は何だか拍子抜け。これからヤるのに、随分暢気だなぁ…。

しかし、ジローはこれでもテニス部員。暢気だろうが陽気だろうが、呼び出したからには目的なんてただ一つ。

笑顔のまま雅の腕を掴み、自分の上に引き寄せる。

まぁ、快楽をくれるなら、こいつが何でも構わない。
ヤる為に呼んだんだからと雅はその気になってきた。

「ここですんの?」

妖艶な笑顔を浮かべながら、問い掛ける雅。その質問に顔付きが変わった。可愛い男の子から、快楽を貪る男へ。
普段、如何に男子テニス部員が素顔を隠しているのかが解る。本性が知れて、大変な思いをするのは自分達。
素顔を隠しているのは、キャーキャー騒ぐ女子に群がられない為の、自己防衛。

「話に聞いた通りだね。色っぽくて、俺達が欲しいものをくれる」

雅を自分に跨らせながら、軽く頬に触れた。クスッと笑い、雅は妖艶な笑顔を浮かべる。
ジローが欲しいのも、雅が欲しがっているのも、同じ快楽。

「欲しいものってコレでしょう?私はね…」

もう、既に大きくなっている芥川自身を触りながら問い掛ける。
するとジローも口元を歪めて笑う。雅の秘部を、スカートを捲り下着越しに触りながら答える。

「快楽だけじゃない。その表情も。凄く堪らない…」

「んっ…表情…?」

芥川に触られて、焦らすような快楽に身悶えする。
表情と言われても、自覚症状がないからどんな顔をしてるかなんて解らない。
問い掛けると、ジローは勢い良く雅をソファーに押し倒した。

「快楽が、欲しくて堪らない…。欲望に満ちた、その表情が俺達には堪らない…」

雅の首に顔を埋め、ワイシャツから手を忍ばせ、器用に下着を退かして胸を愛撫する。胸の突起を両方弄られて、雅は体を捩りながら快楽を味わう。

「あっ…ん…あぁっ…」

「ヤリ慣れてる割りには、感じやすいんだね」

「気持ちいいものは気持ちいい。ただそれだけの事だよ」

さも当たり前のように言う雅。

もっと、快楽を与えたい。
もっと、乱れて欲しい。
厭らしく鳴いて、厭らしく感じて欲しい。

そう思った。
今までの性隷とは明らかに違う。恋愛感情がない振りして近付いてきた奴じゃなくて、目の前の、快楽しか見ていない。

本当に、欲しかった性隷がいる。求めていたのは、快楽に溺れた女だけ。夢見る乙女なんて、テニス部は欲しちゃいない。

嬉しくなった。
それと同時に、もっと可愛がってあげたい。そう思った。快楽を、沢山与えてあげたい。

再び局部に手を伸ばすと、下着越しでも解る程濡れていた。
自ら足を開いて、雅は物欲しそうな表情を浮かべている。

「ねぇ…ココ、もう欲しがってる?」

下着の中に手を入れて、直に秘部を触っていく。蜜が溢れだして、下着を濡らしていく。

「あっ、ん…ほ…欲しい…」

芥川の首に腕を伸ばし、口元に笑みを浮かべて、ジロー自身を掴み催促する。
早く早くと、妖艶な笑顔で、優しく触りながら。その厭らしい撫で方に、ジロー自身も興奮を覚えて、きつそうに主張を始めている。

「仕方ないなぁ…」

早く雅の中に埋めたい。
早く雅の具合を知りたくて、ジローは我慢できずに、雅の下着を脱がして、素早く自身を取り出す。
可愛い顔からは想像できない程の、雄々しいモノに、雅は背中に寒気を覚えながら静かに興奮した。
今から、コレが挿るんだと思うと、蜜が更に溢れてしまう。

局部にあてがい、雅ににやっと笑い掛けると、一気に貫いた。腰を深く曲げて、何度も最奥を突き上げていく。

「いいっ!…あっ、あっ、あぁ…奥まで来て…んいいっ!!」

最奥を突き上げれば、雅を淫らにするなんて訳ない。
雅は元々そんな事しか考えていないし、他には一切興味を示さないから。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ