-庭球-under story@

□禁断の果実、御賞味あれ
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食べてはいけない禁断の果実。



口にしてしまったら…



二度と後には戻れない…。



果実が与える快感に…



酔い痴れて行くだけ…。





禁断の果実、御賞味あれ





氷帝学園に勤めている神崎桜は、唯一、学園内で綺麗で有名な教師。
校内で噂の耐えない桜は、現役の保健室のお姉さん。
いつも髪の毛をアップにしていて、何もかもを見透かしている様なクール美人。
白衣を着て廊下を歩けば、皆が必ず振り替える。
白衣の天使―とまでは行かないが、白衣を着た美女に変わりはない。いや…白衣の天使以上に美しいかも知れない。
教師だからと言って、桜を手に入れる事に躊躇しない男子生徒。しかしどんなに格好良い生徒が来ても、決して妥協しない桜。
そんな桜でも気を許している生徒はいる。気を許している、と言うより、心を…体を許している生徒。
禁断の果実の虜になってしまった桜。
きっと、二度と抜け出せないだろう。


* * *


そんな桜は、今保健室で書類の整理をしている最中。
少し開いている窓から入ってくる微風が、カーテンを通して桜の髪を弄ぶ。
外には誰もいなく、静かな室内。
しかし、それはすぐに終わってしまう…。
廊下を走っているだろうと思われる足音が、段々と近くなっていく。そして流れる様に保健室の扉が開け放たれた。
桜の静かな時間が終わった…。一人の生徒の登場と共に…。

「桜ーッ!頭痛いんやけど休んでええ?」

一人の生徒の登場…。
保健室を…もとい桜の元を訪れたのは、学園内でも格好良いと有名な忍足侑士。
桜が唯一、気を許している生徒でもある。
ハートを撒き散らせながら保健室に来るのはいつもの事。

「声からして元気じゃん…ここは気分悪い人達が休む場所!!万年発情期男が休む所じゃないの!!」

「ええからええから」

桜に追い返しの言葉を掛けられたにも関わらず、笑顔で室内へと足を踏み入れた。
忍足が入る時には必ず鍵を閉める。後ろ手に鍵を締め、準備万端。
自分に背中を向けている桜にゆっくりと近づいていく。

「桜も大変やなぁー…」

「その苦労を増やしてるのはあんたでしょ!?」

「そうかぁー?」

「そうなのッ!!全く毎日毎日授業抜け出して…これで首席だからむかつくわ」

「しゃーないやん、俺は好きな女に逢いに来てるだけやろ?」

言葉と同時に、桜を背後から優しく包み込んだ。
桜は忍足の言葉に異常な反応を示した。
顔を赤く染め、驚きを顕にする。
いつも言われている事なのに、慣れる気配が見えてこない。
こんな表情、忍足以外の生徒には絶対見せられない。クールな教師像崩壊の危機になってしまう。

「なっ!!何言ってんのよ…」

「ホンマの事やけど?嫌やった?」

「嫌な訳…ない…じゃん…」

恥ずかしさのあまり、顔を赤く染めたまま、俯いてしまった。
小声で呟く様に言ったが、忍足には聞こえているだろう。

嫌な訳がない。
私だってあんたの事好きなんだから…。
嫌なはずがないよ…。
忍足にはどうしても逆らえない…。

こんなの…。
自分じゃない。
そんな気がするほど、あんたが好きなんだ…。

「素直やな、桜は…そやから大好きやねん」

後ろから抱きつく腕に力をこめた。
忍足が言う『素直』と言うのは、桜の示した反応を言っているのだろう。
未だ顔を赤くしている桜。

「煩い…」

暴言を吐くが、照れ隠しから来る言葉だと解っている忍足は、柔らかい笑みを浮かべた。
抱き締められたままの桜は、抵抗するでもなく、甘えるでもなく、ただ、顔を赤く染めているだけ。

「いつもは格好良いお姉さんにこんな事出来るんは俺しかおらへんな?」

限りなく確信に近い疑問形。自分で答えを出しているのと同じである。
そう言うと、胸元にある白衣を軽く退けて、服の中に手を滑らせた。
自然の流れ…になるのだろうか…。
器用にブラを退けて、直に胸に刺激を与えていく。

「あっ…ちょっと侑士…ッ…」

桜の止めの言葉も虚しく、侑士は愛撫の手を止めようとしない。
いつのまにかブラのフォックが外され、胸を揉まれ放題。
桜の首に顔を埋め、赤い華を何個も咲かせていく。

「ちょっと…そこに付けたら見つかるじゃない!!」

「ええやん…俺の女っちゅう証や」

「なっ…ッ!!何言ってんの!?やっ…ぁん…」

胸の突起を指で挟むように撮み、転がす様にして摘み上げられた。
思わず声が漏れてしまう。
鍵を締めていると言っても、声が漏れてしまうかも知れない。
しかしそんな事、お構いなしで敏感な部分に刺激を与えていく。
胸への愛撫だけで感じているのに、侑士は桜の足の間に指を這わせた。
足に手が触れただけで、微かにビクンと反応を示してしまう。
そのまま下着の上から、秘部の割れ目をそっとなぞっていく。

「あぁん…やっ…あっ…」

「なんや、嫌とか言いながらここ濡れとるで?」

下着の上からでもはっきりと解る湿り気。
桜の秘部は、侑士の胸への愛撫だけで、湿り気を含むまでになっていた。
いつも繰り返している行為。侑士の指に慣れているはずなのに、感じてしまう。
そのまま下着の中に手を忍ばせる。

「ぁん…あっ…やっ…あっ…」

「桜感じとるん?」

侑士の言葉に一気に顔を赤く染めていく。

「感じて…なんか…」

「濡れとるんやけどなぁー」

そう言いながらゆっくりと桜の腔内に、指を二本、侵入させていく。
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