-庭球-under story@

□運命の赤い糸で繋がる必然的出会い
1ページ/3ページ


あなたといる時が…



一番幸せ!!





運命の赤い糸で繋がる必然的出会い





午前の授業から解放され、幸せな一時を過ごしている、景吾と彼女の桜。
今二人が居る場所は、教室ではなくて、サボりの定番の保健室や屋上でも無くて、防音設備が施されている視聴覚室。

理由は至って簡単。
教室なんかにいたら、騒がれるのがオチ。保健室や屋上だって、誰が来るか解らない。
視聴覚室なら、鍵さえ掛けてしまえば誰も入って来れない。防音設備も整っているから、幾ら騒いでもばれたりはしない。勿論、淫らな声を出してもバレはしない。
二人が過ごすのに、視聴覚室は最適の場所なのだ。
だからいつもこうして、昼休みは視聴覚室で一緒に過ごすと決めている。跡部なら、権力も思いのままに、一つの部屋を思い通りに扱える。
二人にしか解らない、暗黙の了解。
桜が作ってきたお昼を食べ終わった早々、景吾は桜を抱き締めた。

「食後の運動でもするか」

桜の答を聞く前に、景吾はやる気満々。
椅子に座っている桜の頬に、繰り返し、キスを降らせて行く。
顔を赤らめながらも、桜は景吾のキスをおとなしく、受け入れている。

「ちょっ…ちょっと、景吾…くすぐったい…」

景吾のさらさらの髪の毛が、肌にふわりと触る。
まるで、心を擽られている気分に、桜は陥った。
景吾のキスが、段々下へ下がって来ている。
桜の首に顔を埋め、赤い華を二、三個付けていく。

「桜…愛してるぜ」

「当り前でしょう。私も愛してるんだから」

景吾の首に、腕を巻き付け、今度は、自分から景吾の頬にキス。
自分が景吾を好きなんだから、景吾が自分を好きなのは当り前。

景吾が自分を好きなのは、偶然じゃない。
桜と景吾が愛し合っているのは、偶然なんかじゃない。
二人に在るのは、必然だけ…。
二人が惹かれ合ったのも、全ては必然。
恋に落ちたのも必然。
運命の赤い糸と言う名の必然しか、二人には用意されていない。

「桜…」

景吾が愛しそうに恋人の名を呼んだ直後、五時限目を知らせる予鈴が、無情にも鳴ってしまった。

「あっ…予鈴…」

予鈴が鳴ったのにも関わらず、景吾は桜にキスを降らせていくのを止めない。
それどころか、段々と下にずらせていく。
いつの間にか、ワイシャツのボタンを外し、胸への愛撫を開始。

「あっ…ちょっと…予鈴鳴ってる…」

「別にいいじゃねぇか…サボれば」

そう言いながら、ブラのフォックを外し、ピンク色の突起にしゃぶりつく。
一向に止め様としない。益々荒くなっていく。

「やっ……けぇ…ご…そんな事…出来ないよぉ…」

途切れ途切れの桜の言葉に、余計に興奮して来てしまった。
快感に耐える桜の、少々赤み帯びている表情を見ると、止める気が失せてく。
誰も居ない、室内で我慢しろ、と言う方が無理な状況。
いくら大声で喘いでもバレない場所で、我慢しろと言うのは、景吾は絶対に無理。

「俺が桜を離す訳ねぇだろ…」

愛撫を一時中断させ、桜の瞳を見つめながら言った。
その言葉を聞いて、抵抗する気が無くなった桜。
あんな事を言われてしまったら、抵抗する訳には行かない。
桜は景吾の言葉が嬉しくて、自ら景吾の首に腕を回し、唇を重ねた。
驚く様子は全く見せずに、景吾も桜の背中に手を回し、抱き締めた。
深いわけでは無いが、長い口付け。
二人の愛を確認する様に、長く…長く口付ける。
重ねていた唇を先に離したのは桜。

「仕方ないから…しよ…?」

桜の言葉に、勝ち誇った笑顔を浮かべた。

「そう来なくちゃな」

そう言いながら、再び桜と唇を重ねた。


* * *


部屋に響き渡るのは、桜の喘ぎ声と、景吾の舌で愛撫をする水音だけ。
それ以外は、何も、桜の耳には届いていない。

「あっ……ゃ…あぁ…あっ…やっ……ぁん…」

Μ字に開かせた足の太股を持ち上げ、茂みに顔を埋めている。
舌を上手く使い、次から次へと溢れて来る桜の蜜を吸いながら、桜を喘がせていく。
舌を腔内に出し入れし、蜜を掻き出して行く。
その度に、桜の口からは、厭らしい声が漏れる。
ピチャ‥ピチャ‥っと繰り返し聞こえる水音。
わざと桜に聞こえる様に、厭らしく舐めていく。

「あっ…ぁん…もっ…う…だぁ…め…イっちゃう…」

「イっていいぜ」

「あっ…あぁ…イクっ…あっ…あぁぁぁぁ…」

桜は目の前にある絶頂に手を伸ばした。
景吾の愛撫が気持ち良過ぎた。
愛撫だけでイかされてしまった。
肩で息をしている桜に、立つ様にと促した。

「桜…立て」

桜を立たせると、今度は自分が椅子に腰掛けた。
桜の目の前に座り、ズボンから、自己主張を始めている自身を取出し、準備万端。

「桜…挿れて欲しかったら、こっち来い」

小さく、こくりと頷くと、景吾の足にまたがった。
早く景吾を感じたくて。早く、景吾と一つになりたくて…。
腰を浮かせて、景吾の首に腕を回す。
目の前にある、桜の顔。
少し赤くなっていて、その上、瞳にはうっすらと涙が溜まっているから、余計に可愛くて仕方ない。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ