-庭球-under story①
□愛しい存在
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＊ ＊ ＊
「あ…やぁ…あぁん…あっ…」
二人の空間に響き渡る卑猥な水音。
膝丈のはずのスカートが、腰まで捲られている。
下着をはぎ取られ、足の間にある茂みに顔を埋め、頻りに舐め上げて行く。
気が狂いそうな位に、気持ち良い。
限界が近くなった私の体が、景吾の舌が触れる度に、ビクッ‥と反応を示している。
景吾の愛撫によって、私の秘部から蜜が溢れだしているのが、景吾の愛撫から解った。
疲れなんて吹き飛ぶ位、景吾が愛しくて仕方ない。
「反応してるぜ？イきたいんだろ…？」
「やっ…けぇ…ご…息…吹き掛けないで…イっちゃう…」
「イっていいぜ…」
景吾の息が掛かって、体が反射的に反応してしまう。
再び、私の秘部を舐め始め、私を快楽へと導いた。
「あっ…やぁ…けぇご…あっ…あ…あぁぁん…」
景吾の愛撫で快楽の頂点に達した私は、息を乱した。
すると、景吾は何を思ったのか、イったばかりの私の中に指を二本、入れてきた。
イったばかりに入れられると、きつい物がある。
しかも、まだ先程の余韻が残っているから、私はすぐにイきそうになってしまった。
「やぁっ…景吾…ダメっ…」
「何がダメなんだ…」
「も…イっ…ちゃう…」
消え入りそうな声で景吾に言った。
気が狂いそう…。
すると景吾は、指を抜き、再び私の秘部を舐め始めた。
「あっ…やぁっ…けぇ…ご…あん…」
先程と同じヶ所に、同じ刺激を与えられ、足を閉じてしまいそうなった。
しかし、しっかりと景吾が手で抑えているから、閉じる事は出来ない。
溢れてくる蜜を掬いあげる様に舐めてくる。
景吾の指が入っていたから、少し開いている中に、舌を出し入れしてくるから、もう我慢の限界。
「ひゃぁ…イクっ…あぁ…あっ…やっ…」
同じヶ所を舐められ続け、早くも二回目の絶頂を迎えてしまった。
しかも景吾の愛撫だけで、二度もイかされてしまった。
気持ち良かったのだから仕方ないが、何か物足りない様な気がするのも事実。
二度目も絶頂を迎えた私に、景吾からの口付けが降ってきた。
景吾とこんな時間を過ごしている時が一番幸せで、一番愛されていると実感出来る。
「挿れるぞ…」
私の返事を聞く前に、奥まで、私を突いた。
景吾の膨れ上がった自身が自分の中に入ってくるのが、はっきりと解る。
「あっ…あぁん…あっ…やっ…」
この快楽に身を任せるしか、今の私には出来ない。
景吾に抱かれている時間に、身も心も委ねるしか出来ない。
景吾は腰を思い切り曲げ、激しく突いてくる。
しかも何回も何回も…。
上着を脱いでいる景吾に思い切り抱き付き、景吾の背中に、証となる傷を付けた。
「桜…」
「あっ…けぇご…もっと…奥…まで…あっ…」
景吾の腰の動きが、先程より激しくなっていく。
景吾が動く度に、ベッドが動き、激しさを物語っている。
私の中から、景吾が動く度に蜜が溢れだしてくる。
「ひゃっ…あっ…けぇごぉ…やっ…あっ…」
「くっ…あんま締め付けんな…」
「む…りぃ…」
「イって…いいぜ…」
動きを止めずに、腰を曲げて、私の耳元で囁いた。
景吾の囁き声を聞いて、背中に寒気が走った。
弱い…。
景吾の低い声に、とにかく弱い…。
耳元で低い声で、甘い声で囁くなんて、背中に寒気が走るほど、私は弱い。
景吾の声が快感に拍車を掛けて、限界がやってきた。
「あっ…イ…イクっ…あん…あぁぁ」
「くっ…」
二人で一緒に絶頂を迎え、私の中は景吾で満たされた。
満たされていくのがはっきりと解った。
私の中から自身を抜き、ズボンにしまった。
疲れている私に、気を使って二発目はしないでくれた。しかし…、してくれても全然平気。さりげなく優しい所が景吾らしい。
行為の後、景吾は下を着たまま、私は景吾の上着と自分の下着を着て、ベッドに入った。
勿論、景吾の上着だから、でかい。しかし、景吾の匂いがして安心する。
景吾は、ベッドに入ったらすぐに、私を抱き締めたまま眠ってしまった。
眠いのを我慢して、私を待っていてくれたのだ。
そんな景吾が愛しい…。
愛しくて溜まらない…。
寝ている景吾の唇に、自分の唇を重ねた。
「景吾…愛してるよ」
そう呟くと、景吾に抱き締められながら、眠りへと就いた。
私の一番大切な人は景吾だけ…
愛しくて仕方ないのは景吾だけ…
この先もずっと変わらない…
終