-庭球-under story@

□深愛を慈しむ者達へ…
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「まだ触っただけなのに、感じんの?」

そう言いながら日吉は、桜の下着をずらし、直に触っていった。
真ん中に姿を見せている小さい突起を指の原で擦る。
日吉が触った時点で、桜からは甘い蜜が溢れ出ていた。
その蜜を指で掬い、全体に広げ、滑りやすくしていく。
日吉が蜜を掬いあげる度に、厭らしい水音が部屋に響き渡る。
桜の可愛い鳴き声と一緒に…

「あっ…はっ…やぁ…ぁん…」

絶え間なく聞こえてくる桜の喘ぎ声と、厭らしい水音。
日吉は桜の中に指を二本入れると指を曲げ、桜に刺激を与えていく。
それが半端なくキモチいい。
桜はただ、この快楽に溺れていくだけ。
お互いの間に愛があっての行為。二人が愛し合っている事と言う証。
日吉が指を動かしていく度に、桜の喘ぎ声に抵抗がなくなり、日吉に溺れているのが解る位、甘い声に変わってきていた。

「ひゃぁ…あっ…ぁん…ん…」

「桜…挿れていいか…?我慢できねぇ…」

「ん…早く…わかが…欲しいから…来て」

それを聞くとすぐに、桜から指を抜き、ズボンから自身を取出し、下着をずらし、桜の秘部に自身をあてがい、思い切り突き上げる。
体積を増した自身は、厭らしく桜の中を乱していく。
あまりの刺激に腰を浮かせてしまう位…。大きな快楽が押し寄せてきた。
桜の中を激しく乱していく水音を聞くたびに、桜の背中には快楽と言う寒気が走る。
日吉は的確に桜の感じる場所を責め立てる。
それが、気が狂う程に気持ちがいい。

「あぁっ…ん…あっ…やっ…もう…だめぇ…」

先に限界を訴えたのは桜だった。
絶頂へ上り詰めていく。
桜が限界を訴えたすぐ後に、日吉も桜の締め付けにより絶頂間近に迫ってきてしまっていた。

「ッ…桜締めすぎ…ッ」

「あっ…そんなの…仕方…ぁん…ないよ…」

快楽にやられ、途切れ途切れに言葉を発する。
もう、二人とも限界だった。

「イク…ぞッ…」

「あぁぁぁッ!!いやぁぁ!!あっ…」

二人同時に絶頂を迎え、桜の中に、欲望を放った。
絶頂を迎えた二人はぐったりしながら、その場に寝転がった。
日吉は桜に覆いかぶさった。

「わか…し…」

「…桜…」

桜の名前を呼ぶと、腕に力をいれ、腕を付いて起き上がった。
少し赤い顔をしている桜が可愛くて…。
日吉は笑顔には出さずに、桜をじぃーッと見つめる。
日吉の視線に気付くと、桜は少し恥ずかしそうに、整えおわった息で口を開く。

「若?…どーしたの?」

そう問い掛ける桜の何気ない仕草に対しても、愛しさが込み上げてくる。
この恋は、深愛。
深い愛を桜に注ぐ。

「桜可愛い。好きだ…」

「若…私も好きだよ」

微笑み掛ける表情。
笑い掛ける表情。

自分に向ける全ての表情に、愛しさを感じる。
深愛を慈しみ、育て上げていく。
深い、深い愛で結ばれた二人。
失望など味あわない。
傍に大切な人が居てくれるかぎり…。
大きくて、深い、深愛と言う、永遠の愛が…。





移行完了【2014/11/21】
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