企画夢

□離れている時間が愛を育むの
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離れていた時間を埋めるように…



深く…



深く愛し合おう。





離れている時間が愛を育むの





青学マネの桜と、氷帝の日吉は恋人同士。お互いに部活で忙しく、会えない日々が続いていた。擦れ違う毎日。
本当は毎日でも逢いたいのに、部活がそれを邪魔する。しかし、会えない分を取り戻すように、二人は深く愛し合う。ただでさえ時間がない二人が会うのは、決まって日吉の家。そこで、いつも二人は体を重ねる。

「あっ…やぁ…わか…しぃ…」

哀願するような声に、日吉は桜の中に埋めている指の動きを早めた。
全裸になり、足を広げている霰もない姿の桜。
襲ってくる快楽は、半端なく大きい。
指を動かし、桜の中の壁を強く擦る。
くちゅくちゅ…と厭らしい音をたてている桜の秘部からは、絶え間なく愛液が溢れていた。

「どうしたんですか?桜先輩。もう我慢できませんか?」

口角をあげて、わざとらしく笑う日吉。
桜の状態を解っていて、わざと聞いているのだ。
日吉の笑みを視界に映した桜は、日吉に腕を伸ばした。
そして、首に腕を絡ませ、妖艶な表情で迫ってきた。

「若…もう…だめぇ…あっ!我慢…出来ないよぉー…早く…わ…若が欲しいの……」

潤んだ瞳。
蒸気して、紅潮している頬。
首には無数の赤い華。
そして、桜の積極的な態度に、日吉はドキリと胸を高鳴らせた。
桜が可愛くて可愛くて仕方ない。
時々しか抱けない桜の体は、麻薬みたいにまたと求めたくなる。
桜にどっぷりとハマっている。しかしそれは、日吉も本望だろう。

「仕方ないですね…」

そう言いながら、桜に口づけをすると、挿入する準備を始める。
本当は、もうちょっと焦らして虐めたかったけど、桜の妖艶な姿に、我慢ができなくなってしまった。
桜の哀願する表情は、最も色気を発している表情だ。
その表情が、堪らなくいい。
焦らして虐めて、桜の色気を最大限に引き出す。
泣いている姿。哀願してくる姿は絶品だ。
だけど、久し振りに桜を抱くと、そんな余裕なんてなくなる。
桜の秘部に自身をあてがう。

「挿れるぞ…」

「あぁぁん!若が…入ってくるよぉぉ…あぁっ…」

乱れに乱れた桜。
久し振りの日吉の感覚に、我を忘れて日吉を求める。
本当なら、毎日感じていたい。
日吉を、最愛の人を、誰よりも近くで感じたい。だけど、お互いに違う学校で、両校が会う時なんて試合の時くらい。それだけでも、付き合いたての頃は幸せを感じていた。
少しの間だけでも、一緒にいたい。ほんの一時でも、傍にいられたら、それだけで幸せだった。
偶然両校が会った時、運命を感じていた。しかし、今や氷帝は青学のライバル校。そう易々とは話せない。偶然会っても、目を合わせる程度。ろくに会話なんてできやしない。でも今じゃ、目を合わせるだけじゃ満足できない。
日吉にこうして抱き締めてもらわないと、満足できない。我が儘だって解ってる。だけど、日吉を好きになればなるほど、その気持ちは肥大化していく。
こうして、日吉を感じないと生きていけない体になっている。日吉を感じないと、満足できない体になっている。

「あっ…あぁ…はぁん…」

厭らしい音が、部屋中に響き渡る。
二人の結合部分から、厭らしい音が響き、更に二人を興奮させていく。
日吉自身で擦れていくのを感じ、桜は甘い声を絶えず漏らしている。
力強い快楽に、溺れていくしかない。
日吉が律動をする度に、少しずつ快楽が増して、溢れようとする。

「桜…先輩…」

「若ぁー…ん…」

甘えたような声に、日吉はキスで返した。
舌を絡ませた、深いキス。
会えなかった分の隙間を埋めるように、お互いの唇をむさぼりあう。

我が儘になるに決まっている。
こんなに好きな、離れがたい人。
好きな人。最愛の人。
傍にいたいと思うのが当たり前だ。

唇を離すと、先ほどよりも早く腰を動かし始めた。
その衝撃に耐えられず、桜は体を思い切り反応させた。

「あぁぁぁん!あっ…」

桜を、確実に快楽へと追いつめていく。
次第に、登り詰めていく感覚に変わっていく。
一定に与えられた快楽は、大きな波に姿を変えていく。
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